ぼやきのキョロ兵衛・私的日ハム道

北海道日本ハムファイターズを中心とした日々の思った事をつぶやいています。

ダース投手、秋季キャンプで成長の跡、来季は1軍も!?

2008年11月08日 21時22分00秒 | キャンプ
日刊スポーツの記事によれば、秋季キャンプで昨日、フリー打撃に登板した来季3年目を迎える期待の右腕、ダース・ローマシュ匡投手が、高口選手のバットをへし折る等、力強いピッチングを披露したとの事。

梨田監督も「威力のあるいいボールを投げていた。コントロールもよくなってきた」と上々の評価を与えていたようです。

本人曰く「緊張して球が上ずりました。今はフォームをしっかり固めて、来季(1軍で)投げられるようにがんばります」との事。
現状のフォームがしっくりしているという事でしょうか?

今季は5月に緊急昇格と言う事でリーグチャンピオンの西武戦で1試合に先発して5回4安打3四球2三振無失点という素晴らしいピッチングを披露して、大器の片鱗を見せ付けました。
ただ、シーズン後半は故障で投げる事が出来ず。
1年目は怪我でほとんどを棒に振り、2年目もシーズン後半は怪我で戦線離脱と、故障がちな身体が気になるところです。
まだまだシーズン通して野球をする身体が出来上がっていないのかも知れません。
来季は1軍もと期待されていますが、1年間通しての活躍は厳しいのかな?という印象です。
個人的には半年でも良いので1軍に定着して経験を積ませる事が出来たら将来的に非常に大きいのかなと考えていますが。

課題のもう一つは制球力の悪さ。
梨田監督がコントロールも良くなってきたと評価していましたが、まだまだ1軍レベルには達していないと思います。
その理由はやはりフォームが固まっていない事なのだと思います。
現状の気に入っているフォームが固まれば、素材は一級品ですのでオフシーズンもしっかりと準備して欲しいと思います。

このままアピールを続ければ来季の春季キャンプでは1軍抜擢もあるかも知れませんね。
将来の大器に期待したい所です。

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ドラフト指名選手寸評・その7。大野奨太捕手(東洋大)

2008年11月08日 20時46分49秒 | ドラフト
ドラフト指名選手寸評の大トリを飾るのは、1巡目指名の大野奨太捕手(東洋大)です。

朝の中島卓也遊撃手と違って、記事が多すぎて逆に纏めるのが大変で一番最後に回してしまいました(^^;)

今年の大学ナンバー1キャッチャーです。
中学時代は三塁手で岐阜総合学園高に進んだ1年秋から強肩を買われて捕手に転向、県大会では4度の決勝進出を果たすものの甲子園出場は無し。
高校卒業後は、東洋大に進学。
当時は、中日に希望枠で入団した田中大輔というレギュラー捕手が君臨していた為、レギュラーになったのは田中捕手卒業後の3年春から。
昨年は今年ソフトバンクに入団した大場翔太投手と持ちつ持たれつ、今年は主将に就任、昨年まで1勝という実績の経験の無い投手陣を引っ張って見事にリーグ4連覇を達成。
自身も4季連続のベストナイン、今年の春は捕手として22年ぶりのMVPを獲得。
更には昨年秋の神宮大会、今年の春の大学選手権を制して2季連続の大学日本一を達成し、今秋の神宮大会で3季連続大学日本一が掛ります。
実績からして文句なしの大学ナンバー1捕手だと思います。

大野選手の選手の特徴としては、高レベルの守備。
二塁への最速送球タイムが1秒82で、試合中に常時1秒8~9の間の記録を出せる安定感の上に正確さもあるスローイングは相手走者がスタートを切らない程の強肩ぶり。
捕手出身の梨田監督はスローイングはまだまだ伸びるとコメントしています。
安定したキャッチング、強気のリードで若い投手陣を引っ張るなども含めてディフェンス面は文句なし。
そして何よりも高い統率力と人間性での評価も高いとの事。

人間性を重視する大渕チーフスカウトの好きそうな選手ですね。それに捕手と言うポジション上、こういう選手は好まれると思います。

課題がやはりバッティングでしょうか?
昨年秋に4本塁打を放った長打力、今春の大学選手権では首位打者を獲得するなど年々レベルアップしているという話ですが、リーグ戦では打率3割を1度も記録していないなど、安定感は欠けるようです。
1年目は苦労すると思いますが、まだまだ伸びると思います。

チームとしては、長打力抜群もリード面での信頼感の薄い高橋信二捕手、ダルビッシュ投手の女房役として安定した守備力を誇るも打率.210が寂しい限りの鶴岡慎也捕手
梨田監督としてはピッチャー毎にキャッチャーを替えるのを良しとしないのでしょう。
どこかでコメントしていましたが、「正捕手は1人で、同等の力を持った捕手を2、3名居るのが理想」との事。
そういう意味でも、2人の後を継ぐ正捕手候補になりえる存在として、大野捕手を1巡目で指名する事が出来たのは大きいと思います。

来春季キャンプは1軍がほぼ決定し、捕手出身の梨田監督の英才教育がなされるようです。
もし1年目から1軍で使えるメドが立ったら使ってくるかも知れませんね。
今季は、鶴岡捕手が95試合、高橋捕手が59試合で、高橋捕手は一塁手で出場した試合が多かったですから、来季も外国人の獲得状況次第によっては同じ使われ方をすると思われますので、今季、鶴岡選手がスタメンマスクのケースで大野選手を使われる事が考えられます。

将来的には正捕手候補として期待されていると思いますのが、その為にもバッティングの向上が必須課題になってきますね。
個人的には長打力より打率が欲しいですね。
ホームランは意外性ぐらいで良いと思います。
長打力は、中田翔、糸井嘉男、陽仲壽選手あたりに任せて。

大きなトラウマとなってるのは高校通算40本塁打と言う長打力を買われてドラフト1位で入団した實松一成捕手(現巨人)。
1軍デビュー試合でいきなり2ホームランと長打力を発揮、守備力は1軍レベルという高い評価をされていましたが、如何せん打率1割台という弱さが課題で結局1年間を通してレギュラーとして定着する事が出来ず、巨人へ移籍していまいました。
そういう意味でもバッティングのレベルアップを図ってもらいたいと思います。

そうなると、気になってくるのが、次世代のレギュラー候補として頑張っている若手捕手ですね。
来年6年目を迎える渡部龍一捕手と、4年目を迎える今成亮太捕手。
渡部龍一捕手は、左中間へのバッティングは目を見張るものがあり、リード面も年々向上して売ると思うのですが、如何せん右肩の手術の影響で肩が弱くなってしまったのが痛いですね。
個人的にはちょっと正捕手は厳しいかなという印象で、出来れば別のポジションであのバッティングを使えないものか?と考えます。

一方の今成亮太捕手は、上手さの有るバッティングと華麗なフットワークが魅力で肩の強さもあります。
チームとしても次世代の正捕手候補として考えていたと思います。
大野選手の1年後輩なので、目下のライバルとなりますね。
今成選手には強烈なライバルが出現して、厳しくなると思いますがこのライバルを強烈に刺激して更なるレベルアップを図って欲しいですね。
鎌ヶ谷で魅せたダンスパフォーマンスなど性格的にも非常に魅力的な選手ですから。

報知スポーツによれば、今季から捕手にコンバートされた尾崎匡哉選手が来季から捕手登録される事になったようです。
サフランさんが仰るとおり、大野選手が入団すると捕手としての1軍定着は非常に厳しくなってきます。
来年は7年目の25歳ですし。
バッティングもイースタンで年々成績を挙げて、打率.326、5本塁打と素晴らしい成績を挙げました。
チームとしては右の外野手が不足している状態ですから、外野にコンバートした方が尾崎選手の為にもチームの為にも良いのでは無いでしょうか?
もともと強肩ですし、個人的には金子洋平選手や、鵜久森選手より可能性が高いような気がします。
外野の方が、守備に対する負担も少ないので打撃面でのさらなる向上が見込めると思うのですが・・・。
今のままでは尾崎選手が埋もれてしまい勿体無いと思います。
首脳陣、考えてくれないかな?

話が非常に長くなってしまいましたが、来季の正捕手争いは楽しみですね。
例年通りに高橋、鶴岡の2枚体制になるのか?
ルーキー大野選手や、今成、渡部が割って入るのか?
要注目です。

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ドラフト指名選手寸評・その6。中島卓也遊撃手(福岡工高)

2008年11月08日 09時35分20秒 | ドラフト
ドラフト指名選手寸評第6弾は、6巡目指名の中島卓也遊撃手(福岡工)です。

正直言って中島卓也選手って誰?って感じで、情報を探してみるものの2、3行程度の記事がやっと。
指名挨拶の時に地元紙辺りに記事が載るかな?と思えばそうでもないし。
諦めまして、纏めることにします。
(後日、何か情報が集まったらその時掲載することに)

全国的には無名ながら、軽快なグラブさばきと判断の良い走塁、コースに逆らわないシュアなバッティングには定評がある。
高校では1番・遊撃手として活躍し、今春の九州大会でのチームの初優勝の原動力に。

記事を観ている限りテストでの入団ではなさそうですので、浅村栄斗遊撃手(大阪桐蔭)が指名できなかった場合に、指名を予定していたと思われます。
と言うより、ドラフト結果のコメントで浅村選手の名前が出てこなかったので、今回のドラフトは即戦力投手を優先的に指名する方針で、浅村遊撃手は残っていればラッキーで、戦略上に名前は無かったかもしれませんね。
初めから中島遊撃手を指名する方針と考えて良いのかも知れません。

中島遊撃手を担当していた岩井スカウト曰く「頑張ればソフトバンクの川崎のようになれる」との高評価からも明らか。

個人的な印象としてはリードオフマンタイプなんでしょうけど、走攻守三拍子揃った選手という言葉は出てくるものの、俊足、強肩という言葉が出てこないところから観ると身体能力が高いタイプではなくて野球センスで勝負するタイプのようですね。
チームで言うと稲田選手タイプでしょうか?

身長176センチ、体重63キロと華奢なので1年目は1年間通じてプロの身体を作る事を第一に置きそうな感じで、3年~5年ぐらいで出てきてくれればという感じでしょうか?
チーム事情からも陽仲壽選手という大物が居ますので、即戦力と言うより大化けの可能性を期待できるセンス溢れる選手を指名したと言う事なのでしょう。
正直言って、将来の主力というより内野のユーティリティープレイヤーになるのかな?というイメージが強いのですが。

まだまだ観た事が無い選手なので想像の域を出ないのですが、予想を覆すような選手に成長して欲しいですね。
出来れば、西武の指名された浅村選手を超える選手になってくれると。

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