My Home Town(旧風力発電と子育て日記)

観光と風力発電と子育ての日記です。

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風車見学で筋肉痛&不可解な噂。

2005-10-16 11:45:05 | 風車日記
昨日、沼津市の親子50人ほどが、風車見学に来ました。大型バスは風力発電所に入れないので、ハイキングを兼ねて歩いてもらいました。毎年地元の幼稚園が親子遠足に歩くコースで、自分も子供と歩いたことがあり、記憶ではそれほど大変ではないと思っていたのですが、結構効きました。今日は筋肉痛です。やはり、園児と小学生では歩くスピードが違うからでしょうか。体が完全になまっています。情けない。

今回沼津市では、新エネルギー財団(以下NEF)の事業に採択されて、新エネ教室と、新エネ施設見学を実施したそうです。実はこの新エネ教室には当町も応募しましたが、採択されませんでした。

その件について不可解な噂を聞いたのですが本当でしょうか。不可解というのは、今後NEFの事業は人口の多い都市部が優先的に採択されるらしいというものです。そのほうが、事業の効率が良いというのが理由でしょうか。もし本当だとしたら、とんでもない話です。

そもそも、新エネルギーの導入には地方、言い方を変えると、田舎の協力や努力が不可欠だからです。木質系のバイオマス発電や、風力発電は地方公共団体の努力で導入されたケースも多く、国の政策はむしろそれにひっぱられているのではないでしょうか。旧立川町、苫前町、葛巻町などの取り組みをみれば明らかです。

まあ、小耳に挟んだ程度の噂ですので、単なる噂だとよいのですが。

沼津市の子供達は風車の回っているところを見られませんでした。心配していた雨は降らなかったのですが、無風でした。残念です。

子供の風車見学の時には何より風車が回っていることが大事だと思います。もちろん、子供用に資料を作って配布し、説明するわけですが、取りあえず風車が二酸化炭素を発生させないクリーンな発電方法だということだけ頭に入れてもらえれば、あとは、実際に風車が回っているところを見た子供達の驚きの気持ちが大事だと思うからです。

風車が回っているときは、ブレードの角度だけで風車が停止することを見てもらうために、風車を停止させます。このとき、ある程度の風が吹いていると、「シュー」というかなり迫力のある音がして風車が止まり、子供達からは驚きの歓声があがります。子供には細かな理屈より驚きや感動が大切だと思うのです。

NEFも子供達に驚きや感動を与えるという視点から事業を構築してもらいたいと思います。できれば田舎優先で。