草もち姫 徒然なるままに

日暮し、PCにむかひて心に移りゆくよしなし事を、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。

陰腹(かげばら)って(>_<)奇想天外歌舞伎の真骨頂

2008年06月12日 | 歌舞伎
「新薄雪物語」は元は人形浄瑠璃という事だが、物語のインパクトを歌舞伎が見逃すはずはなく(笑)

簡単に言うと身に覚えのない罪に落とし入れられた許嫁同士をその両親が庇って身代わりに切腹しちゃうのだが、
事前に一旦腹を切っておいて、お互いがお詫びに行く!

切ったお腹はしっかり縛っていわば気力でちゃんと正装で、

結局お互いの子供の首を持って来ましたと言ってセーので箱を開けたら「願書」が入っているかわりにお詫びに私が切腹しますm(__)mっていう事です。

挙句の果てに奥さんにも「笑ってお別れしよう、亭主が笑えと言ってたら笑え!」なんていって、三人笑いとなる。

何が奇想天外って一回お腹切って縛って謝りに行くというのは凄い。
吉右衛門さん幸四郎さんに芝翫さんなんて大御所が不気味に笑っているから凄い。

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