クッキーとカールとくるみ谷

丹後半島の山村 古民家民宿「LOHASくるみ谷」から 看板犬カールを迎え、里山の暮らしや、くるみ谷の四季を綴っています。

古民家の購入と改築

2006-12-31 14:54:39 | 古民家の知恵
この計画は、ボクがこの家に来るずーっと前、パパとママとの初デートのころからすでに決まっていたようだ。
そして、パパが単身赴任で丹後へ行っていた1999~2000年に、移住に向けての10ヵ年計画が立てられた。
2年間の単身赴任を終えて京都に帰ったパパは、その翌年から行動を開始した。

パパはまず野間地区の人たちとの人間関係を築くべく、交流を始めた。
パパが紹介してもらった家は、谷合いの小さな集落「くるみ谷」にある明治37年築の古民家。
集落の一番奥のほうにこじんまりと立っていた。


家の中に入ってまず目についたのは、土間に立つ1尺角の大黒柱だった。

パパとママはこの家が気に入って、ここのオーナーSaichiさんと交流を始めた。

2005年11月、この地を23号台風が襲い、大災害となった。
心配したパパは早速家を見に行った。
写真手前側の離れは傾いていたが、奥の母屋はしっかりと立っていた。


2005年の冬は積雪2m近い大雪となった。
写真手前の納屋はつぶれたが、母屋はしっかりと立っていた。

ボクも家の周りを点検して歩いた。


2006年7月、Saichiさんとの売買契約が完了し、着工の運びとなった。
着工に先立ち、屋内を片付け、膨大な量の不要な家財などを搬出、処分した。
大変な作業だったが、パパの丹後赴任時代の仲間たちが応援に駆けつけてくれ、Saichiさんや設計士のUmeさんにも助けてもらい、何とか屋内を空にした。


8月、屋根の古いトタンを剥し、中の萱を残したままその上に垂木を組んだ。


9月、屋根の葺き替えが完了した。新築の離れの形も出来てきた。


11月、外観が完成した。裏の山の紅葉がきれいだった。


12月16日竣工
         設計士のUmeさん、施工いただいた翌檜工房さん、前オーナーSaichiさんを招き、竣工パーティが盛大に行われた。

薪ストーブの前でパパ&ママとボク