民主、自民の党首を決める選挙が佳境に入った。
21日に民主党代表、5日遅れて26日に自民党総裁が決まる。
それぞれに記者クラブやテレビで公開討論会が行われていたが、
当然ながら民主党は主流派の野田総理と反野田の3人の対立が目だった。
まあ民主党はよほどの事が起こらない限り、野田総理が再選されるのだろうが、
反総理候補の3人は野田総理とはかなり違った政策を述べており、
選挙後は民主党の再分裂が懸念される。
一方自民党は選挙の顔に谷垣現総裁が不人気で、長老や党員からスカンクを食い、
次の選挙で政権奪還を睨んで、表紙のすり替えを図ろうとしている。
政権復帰が確実視されてか、5人の実力派候補者が名乗りを挙げたが、
全員が世襲議員だと批判の的に成っている。
私は世襲を即座に否定する者ではなく、寧ろ歓迎する。
何処の世界でも王道を極めるのには、それなりの資質と教育研修が不可欠で、
昔の手っ取り早い教育方法が世襲だったのだろう。
現在は政治塾も設立され世襲も減っているが、
今が丁度、世襲議員の多い過渡期かもしれない。
自民党の5人の候補者の公開討論を聞いていると、
何処を切っても同じ金太郎飴のような優等生の答えが返っていたが、
それだけ党紀がしっかりし、候補者が成熟しているからかもしれない。
まあ当たるも八卦、当たらぬも八卦で素人の直感で大胆予想すれば、
第一回目の投票で決まらず、上位二者の石原幹事長、安倍元総理による、
第二回目の国会議員だけの決戦投票で安倍元総理に決まるような気がする。
ダークホースに石破前政調会がいるが、果たしてどうなるのであろうか。
今さら安倍元総理の再選でもなかろうかと言う人も多いが、
宰相として安定感と、教育・外交政策や選挙後の維新の会の連携も睨んで、
谷垣前総裁との対応の拙さから、若い石原幹事長より安部元総理を推す国会議員が、
多いのでは無かろうか。
それにしても早くもマスコミ各社の報道は、次の総理の顔と囃し立て、
民主党より自民党総裁選を大々的に取上げているように思うのは、
私の穿った見方であろうか。
●思い出の写真から(73) 伊勢神宮周辺 (平成4年頃)
○伊勢神宮神馬
○赤福本店
○朝熊山①
○朝熊山②