ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

朝ドラ「カーネーション」雑感

2012-03-04 06:51:33 | テレビ・雑感
今日はマラソンのロンドン大会の最終選考を兼ねた琵琶湖毎日マラソンだから、

滋賀県周辺は終わるまで雨にならない事を祈ろう。


さてNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」は、

コシノ三姉妹を育てたファッションデザイナーの草分けで、

大きな情熱を洋服の普及に注ぎ込んだ、小篠綾子の一代記である。


この朝ドラはファッションの世界で、私とは無縁でで余り興味を持ってなかった。

時代背景も戦前戦中の暗く貧しい時代、今の若い子とは余りにもかけ離れている。

その為か初回の視聴率も16%台とと芳しくなく、暫らくは15~18%の低迷が続き、

私も尻取り川柳をしながらバックグランドで断片的に見ていた。


ところがヒロイン糸子が洋裁店を独立させて終戦をむかえ、

若い女性に人気のファッションが登場してから、店も繁盛するストリー展開になる。

それと平行して視聴率も20%前後にうなぎ上りに上昇して、

今じゃドラマ部門の視聴率ランキングで絶えず1位にランクされ、最高視聴率は25%を記録した

これもヒロイン小原糸子を演じている尾野真千子さんが、上手く岸和田弁を使って、

自分に正直に生きるヒロインの情熱的な演技に、視聴者が感動したのだろう。


そのカーネーションも今月末で終わるが、

先週末から好演していた尾野真千子さんに代わって、夏木マリさんがヒロイン糸子を演じている。

ところが口の悪い芸能雀は、朝ドラのヒロインは通常は子役時代と2人、ところが今回は3人、

だとか何とか囃したて、面白おかしく記事にしていた。

まあ芸能ニユースに限らず情報過多の現代には、

色々な分野で眉唾物の推測記事はあるもので、そんなに目くじらは立てないが、

我われ視聴者や購読者は真実を見抜く心眼を持って、眺めなければいけないのだろう。


本当は夏木マリさんが小篠さんから薫陶を受けていた縁で、

自身のブランドを立ち上げた晩年のヒロイン糸子(72~93才)は、

最初から夏木マリさんに演じてもらうことを決めていたらしい。

NHKとしてはサプライズのキャストで、宣伝効果を狙っていたのだろう。


ところが尾野さんが高視聴率中での交代劇だから、芸能記者には異様に映ったのだろうが、

NHKにとってはよい宣伝効果に成ったと喜んでいるかもしれない。

ともかく夏木マリさん演じるヒロイン糸子役の交代劇が、

ディレクターの思惑通り好調を増幅させて終わるのか、それとも視聴者離れが起こるのか、

残り1ヶ月のストリー展開とは別に、「ゆるゆる素浪人」は興味ある視点で眺めている。

●「レトロ美術館」⑥ウィツイ美術館(ダビテの像ほかーフィレンチェ)
*アトランダムにDVDアルバムから選択して挿入しますが、古いので画質が悪いかもしれません。