ゆるゆる素浪人の「気まぐれ日誌」~ 自己満足とボケ防止に、人生の雑記帳~  

そういう意味で老人の書いた「狼の遠吠え」、いや「犬の遠吠え」と思い、軽い気持で読んで頂けば有り難いです。

「話し合い解散か?」と「天下取り」

2012-03-02 06:26:19 | 政治・雑感
表面上は「党首会談」で野田総理は消費増税法案を、

例え党内が51対49であろうとも審議を尽くして提出すると意気込みを語っていた。

しかし「予算委員会」では野党の質問攻めに、大臣が立ち往生したり、訂正したり、謝罪したりと、

相変わらず野田政権のお粗末振りが目に付いた。


否定はしているが裏では2月25日に東京都内のホテルで、

野田首相の呼びかけで自民党の谷垣総裁と極秘会談をしたと毎日新聞は暴露していた。

恐らく野田首相は消費増税反対の身内の小沢元代表らを警戒しての行動だろうが、

消費増税案の行く末を案じて自民党に協力依頼をしたのだろう。


それに対して谷垣総裁は協力する見返りに、

当然ながら今国会中の早期衆議院解散・総選挙を要求したのは間違いなかろう。

いよいよ衆院選後は小沢グループを排除しての政権と、

民・自両党の大連立か政界再編で連携する「話し合い解散」の公算が強くなった。


既に各党も予算案通過後は解散が近いと読み、離散・集合や新党結成の動きが活発化している。

特に国民の強い風を受け当選した坂下大阪市長らの「維新の会」や、

「国民新党」の策士の亀井代表は、「たちあがれ日本」の高齢な平沼代表を巻き込み、

ロートルで知名度の高い石原東京都知事を担ぎ新党結成を目論んでいる。


早ければ解散は4~6月、遅くても年内にはあり、どの党も過半数は取れ無いと予測し、

イニシアチブを握る第3極を目指して離合集散を繰り返している。

平成の混戦に乗じて、あわよくば天下取りを目指しているのであろうが、

二大政党が手を握り大連立を行えば、このシナリオは難つかしいが、果たしてどうなるのであろうか。


まあ何時の時代も天下取りは男のロマンであり、

石原氏にとっては年齢的に宰相への最後のチャンスであろうし、

若い坂下氏は平成の坂本龍馬を気取っているのかもしれない。

この他に裁判の結果にもよるが、影の宰相と言われてきた小沢氏が、

虎視眈々と最後の天下取りを狙っていることは間違いなかろう。

●「レトロ写真館」⑤ トレビの泉(ローマ)
*アトランダムにDVDアルバムから選択して挿入しますが、古いので画質が悪いかもしれません。