くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

反社と共通していた芸風

2011-09-30 23:59:59 | 総務のお仕事(反社対応)
人は初対面がマイナスの印象から入ると、
ちょっとしたことで、コロッとだまされてしまいます。

相手を徹底的に「こき下ろし」ながら、
ふと「やさしい」言葉をかけて、「ほろり」とさせる。
悪態をついて「ワル」を演じながら、
ときに「優等生的な」発言で周囲を感心させる。

すると人は、「この人って意外といい人、優しい人」の好印象を持ちます。

思い返せば、一ヶ月前に芸能界を引退した島田紳助の芸風は、
暴力団が一般市民や家出少女、ツッパリ少年を陥れる手口と似ていました。

暴力団は、最初から脅したり凄んだりするわけではありません。
もともと見た目や立ち振る舞いが「怖い」という印象を与えていますから、
「義理や人情に厚い親切な人」という仮面をかぶって近づいてきます。

普通の人々にとっては、もともと「暴力団は怖い」という印象がありますから、
そうされると、「怖い人ばかりじゃなんだ」と、コロッと騙されてしまいます。
そしてどんどん深みにはまり、あるとき突然豹変し・・・というのが典型的なパターンです。

彼らは心理的な騙しのプロでもあります。

島田紳助が芸能界引退の記者会見をした翌日、
所属事務所には、多くの「擁護」のメールや電話が寄せられたと聞きます。
いかに、心理的な騙しのテクニックに陥れられている視聴者が多いかを表しています。

彼の芸風が好きだった人は、反社の餌食にならないよう要注意です。