「この会社は、さっさと帰りたい社員には大義名分を与え、
残業をしなければならない社員には厳しくするのか」
7月から実施してきた一連の節電対策について、社員からこんな批判をされました。
週一回のノー残業デー(中央制御による強制消灯)や
終業時間以降の空調停止(中央制御による強制停止)を指してのことです。
しかし、これまでは上司へのつき合い残業で、
帰りたくても帰れなかった気の弱い社員や、
帰ってもすることがなくて、ずるずると会社に居残る惰性社員がいたのも事実。
そんな社員には、節電はよいきっかけになったように思います。
どうしても残業をしなければならない社員には気の毒ですが、
以前は毎夜遅くまで照明がついていた部署でも、
日によっては、18時頃には消えていることが多くなったことから、
本当に必要なときだけ残業するようになったようです。
エアコンが効かない部屋で残業したくなければ、
しなくて済むように仕事の段取りを考えるし、それもまたスキルのひとつです。
「帰りたい社員に大義名分」といえは、その通りかもしれませんが、
そのくらいしないと、日本人の残業に対する意識は、
なかなか変わらないのかもしれません。
エアコンが効かない部屋で残業をしたくなければ、