喫煙室付近の部署から「煙臭い」との苦情。
空気環境測定を実施してみると、喫煙室の気密性に問題はなく、
喫煙室の扉の外での一酸化炭素濃度や粉塵濃度は、
厚生労働省のガイドラインをはるかに下回っています。
「煙臭い」というのは、喫煙者の出入りに伴うものであることが判明。
喫煙室への出入りの際に喫煙室内の空気が漏れ出るだけでなく、
喫煙者の衣服に染み付いた煙が臭うのも事実。
実際、私の後ろに座っている上司も、喫煙所から戻ったばかりのときは煙草臭い。
非喫煙者からは、衛生委員会に喫煙室の廃止要望が出され
産業医からも、喫煙場所が遠くなって吸いに行くのが面倒になるのも、
喫煙回数が減って健康のためには良いこと、と言われてしまいました。
「喫煙場所が遠くなると、喫煙者の業務効率や就業中の遺失時間が・・・」
などと経営者のようなことを言うつもりはありませんが、
「基準値を下回っていても、そこまで言うか」という思いがあるのも事実。
私は禁煙7年目の元喫煙者であるだけに、
喫煙者の気持ちも、非喫煙者の気持ちも両方わかります。
存続か廃止か、悩むところです。