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くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

「グレートジャーニー 人類の旅」展

2013-04-29 21:34:13 | インポート
上野の国立科学博物館で開催中の特別展、
「グレートジャーニー 人類の旅」展に行ってきました。

   (画像クリックで拡大)

現生人類はアフリカで発祥し、約6万年前から地球上に拡散、
そしておよそ1万年前に南米大陸へ到達したと考えられています。
その人類がたどった53000㎞にわたる足跡を足掛け10年かけ、
探検家であり医師である関野吉晴氏が南米から逆ルートで踏破しました。
また、関野氏は41年間にわたって世界の辺境に住む人々と暮らし、
人々が培ってきた自然とともに生きる知恵や技術を記録し続けています。

この特別展は、そんな関野氏の旅の記録をもとに、
地球全体に拡散した人類が、過酷な環境の中でどのように生きてきたのか、
「熱帯雨林」「高地」「極北」「乾燥地帯」に暮らす先住民たちの、
いまもなお生き続ける知恵と技術を紹介するものです。
 
  
   特別展チラシ

   
   会場内はこんな雰囲気です。

展示では、カメラに写された先住民の子供たちの笑顔に引き込まれました。
私たちよりも過酷な環境の中で、物質的にも恵まれない暮らしでありながら、
そこに家族と暮らす子供たちの表情は、屈託がなく、とても幸せそうです。

そんなとき、きまって多くの人は、
「私たちは便利な暮らしと引き換えに、大切なものを失ったのではないか」
などと、わけ知り顔でうんちくを言いたくなるものです。
しかし、そこは日本を代表するアカデミズムの殿堂、国立科学博物館。
そんなそぶりを微塵も見せないところはさすがです。

  
   アファール猿人(アウストラロピテクス)の復元像

アファール猿人の復元像は、
タンザニアで発見された360万年前の足跡の化石から復元されました。
並んで歩く大小三人の足跡から、彼らは家族であったと推定し、
足跡の大きさや歩幅から身長やおおよその年齢が割り出されたそうです。

情緒的な推定のようで、実はとても緻密な学術的検証に基づいています。




この親にしてこの子あり!

2013-03-12 23:22:24 | インポート
昨日の東日本大震災二周年追悼式で、
中国は、「式典での台湾の扱いを不満として欠席」。
韓国は、「欠席する意図はなく、事務的なミスで出席できなかった」と釈明。

災害で失われた命の追悼をそっちのけ、
追悼式さえ自国の政治的主張の場に利用する中国。
一方、事実なら恥じ入って謝罪するのが礼儀というものを、
しらじらしくも見え透いた嘘で言い訳する韓国。

隣接二国の一挙手一投足を気にして、
国民感情を乱されるのもばかばかしい話ですが、
まさに「似たもの親子」、ほとほとあきれかえります。

こういう彼らの対応を見ていると、
先の大戦での出来事について、
彼らが人々の命の重さとか、人権とかを尊重して、
日本に対して云々しているのではない、
ということが、本当によくわかります。



ついに引退

2012-12-16 22:28:58 | インポート
引退といっても、今日の選挙結果の話ではありません。

引退するのは10年間使い続けたソニーのVAIO。
購入当時、メモリは256MB、HDDは60GBで189,800円もしました。

自分でもよく使い続けたと思います。
一般的に言われるHDDの寿命をはるかに超えての引退です。
インターネットだけでなく、ビデオや写真の編集、テレビ録画など、
かなり使い倒しましたが一度も故障することはありませんでした。
さすが日本製です。

買い替えのきっかけは、「windows8」の発売です。
「windows8」がほしかったのではありません。
いらないから買い替えたのです。

「windows8」を搭載したパソコンが発売され、
パソコンの価格相場は跳ね上がりました。
スペックの向上もありますが、大きな要因のひとつは、
「windows8」の「売り」の一つであるタッチパネル式のモニター。

仕事でiPadを使っていますが、
タッチパネルは手元で使うから使いやすいのであって、
テレビも見るような大きなモニターのパソコンで使うのは返って不便です。
むしろワイヤレス式マウスのほうが使い勝手が良いものです。

もちろん「windows8」もマウスで操作すればよいのですが、
使わない機能のために割高なパソコンを購入するのはお金の無駄です。
そして週末ごとに家電量販店の売り場から消えていく「windows7」の搭載機。
このままでは、もうすぐ割高な「windows8」搭載機ばかりになり、
価格がこなれて下がってくるには、また当分かかりそうです。

そういうわけで購入したのは「windows7」搭載機。
NECのVALUESTER。
在庫限りの2012年夏モデルで型落ちとなりますが、
メモリ4GB、HD1TBを値切って72,800円でした。
パソコンも普通の家電感覚で買えるような価格になりました。

新しいパソコンだからといって、10年前と比べて、
何か特別変わったことができるわけではありませんが、
処理速度の快適さはやはり気持ちがいいものです。
そしてなにより、静音性とモニターの画質の向上はけた違いです。


次世代へのツケでいいのか?

2011-05-22 22:50:25 | インポート
「借金を次世代に負わせてはならない」
国の借金が膨らみ、増税が論じられるときに必ずそう言われます。

しかし、核のゴミ「放射性廃棄物」についてはあまり論じられません。

今の世代を生きる人々が電気を使うために利用し、
使い道のなくなった危険極まりない放射性廃棄物の管理は次世代に引き継がせる。

これは、次世代に借金を負わせること以上に姑息で、
性質(タチ)の悪いことではないでしょうか。

借金があっても子孫は命までは失いませんが、
核のゴミは国土を汚染し、日本人の子孫を滅ぼす力を持っています。

「事故? いつ、どこで、どんな?」

10年前、ある民間企業数社が30億円をかけ、
共同で原発事故対応用のロボット(遠隔操作機器)を開発しました。
しかし、営業担当者が東京電力へそのロボットを売り込みにいくと、
東京電力の担当者は、そう言って相手にもしてくれなかったと言います。

技術への慢心。
私たちはもっと臆病で、謙虚になるべきではないでしょうか。

自分でもてあますようなものを作り、
誰かに押しつけるような姑息なことをしちゃあいけません。


番組タイトル傑作選!

2010-03-27 15:53:29 | インポート

今日の新聞のテレビ欄。
テレビ朝日 土曜ワイド劇場。

「温泉マル秘大作戦⑨
美人女将とパパラッチ、早春の気仙沼を巡る連続殺人!
盗撮に秘められた驚愕の真実!!
究極のカキとフカヒレ」

まるで気仙沼市役所の観光課の担当者が、
テレビ局にムリヤリねじ込んだかのようなこのタイトル。
緊迫感のあとに続く、この脱力感は意表を突きます。

先日のチリ沖地震の津波では、大きな被害が出たと言いますから、
売り込みたい気持ちはよくわかります。