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くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

ならず者の尻まくり

2013-11-29 23:59:02 | 政治経済のことも考えよう
中国国防省の報道官が、防空識別圏についてこんな発言をしたそうです。

「まず日本が1969年に設定した防空識別圏を撤回せよ。
 そうすれば44年後に中国が撤回を検討してもよい」

「中国に撤回の意志はない」ということを強調したつもりなのでしょうが、
それにしてもなんとも相手を小ばかにした物の言いようでしょう。
まるで子供の口げんかレベルの発言です。

こういう物言いを国際社会の表舞台で平気で垂れ流す人を、
かの国の人は同胞として恥ずかしいとは思わないのでしょうか。

(きっと思わないのでしょうね)



ならず者 第二幕

2013-11-27 22:48:11 | 政治経済のことも考えよう
調子に乗りすぎた新参ならず者への反応は早かった。

「おとなしくしてりゃ、調子こいてんじゃねぇぞ。
 おれが決めた縄張りに文句つけようってのか。
 上等じゃねぇか、やれるもんならなってみな」

慌てふためく子分を尻目に、
肩で風切って通って見せたのは、
古参ならず者か、はたまた世界の警察か。

果たして、第三幕やいかに。

「医者に殺されない47の心得」

2013-11-24 23:11:41 | 書籍の紹介
2012年のベストセラーの一冊で、菊池寛賞を受賞した、
「医者に殺されない47の心得」(アスコム)を読んでみました。


「医者に殺されない47の心得」 近藤誠 著 / アスコム 刊

ベストセラーゆえに、賛否両論が渦巻く本書。
「この本のせいで、助かるはずだった命のどれほどが失われたことか!」
などと言った、センセーショナルな反論もある雑誌記事にはありました。

この本における癌についての要旨はおおむね以下のとおりです。
①癌には命を奪う本物の癌と、放置しても平気な癌もどきがある。
②本物の癌と、癌もどきを早期の段階で気極めるのはとても困難。
③本物の癌であれば、発見された段階ですでに他の部位に転移している。
④治療で完治したと言われる癌は、ほとんどが癌もどきである。
⑤手術や抗がん剤は患者の生活の質を低下させ、寿命を縮めるだけ。

外科手術は身体をメスで切り開き、内臓を切り取ってしまうのですから、
身体的にも精神的にも負担にならないわけがありません。
ちょっとした日常の切り傷でさえ負担になることを思えば、
どれほどのストレスがあるかわかろうと言うものです。
また、抗がん剤も癌細胞を殺してしまう薬品なのですから、
正常な細胞にとってもどれほど影響があるか容易に想像できます。

著者は、これらの治療を全面的に否定しているのではないと思います。
そういった治療の危険性や副作用など、マイナス面を患者にきちんと説明せず、
一方的な治療を施す医師にかかることが危険だと言うことです。

この本に対する賛否はいろいろあります。
そのどれが正しいかは、私にはわかりません。
ただこの本を読んだ私の感想は、次の一点につきました。

人は誰でもいずれ必ず死にます。
そしてその死因を人は自分で選ぶことはできません。
しかし、人は死因を選ぶことができなくても、
どのように生きて、どのように死んでいくかを選ぶことはできます。
もし、それが癌であったとき、あなたはどのように死にますか。

この本はそう問いかけているのだと。


最近、職場に来なくなったもの

2013-11-23 23:26:56 | 政治経済のことも考えよう
ある雑誌に、商品先物取引会社の数が、
ピーク時の300社から20数社にまで減ったという記事がありました。

そう言われてみれば、
ここ最近は商品先物取引会社の営業マンの飛び込み営業や、
電話勧誘がめっきりなくなったなあ・・・と思っていたところ、
2011年に商品先物取引法が施行され、
要請のない客への勧誘が禁止されたのだそうです。
これを「不招勧誘の禁止」といいます。

それまでは、会社に勧誘の電話がしつこくかかってきたり、
出先の小さな営業所に勤務していたときは、
事務所に入れ代わり立ち代わり飛び込み営業にきたり。

営業マンの話術も、
いきなり電話口で、 「いま小豆が大変なことになっています!
早くしないとチャンスを逃がしてしまいます」 などと興奮してまくしたてたり、
「名刺を30人分持ち帰らないと、上司から叱られるんです」
といった泣き落としなど、バラエティにとんだものでした。

商品先物取引法による不招勧誘の禁止は、
商先会社による強引な勧誘やしつこい勧誘などの迷惑行為、
個人投資家の莫大な損失などで「先物は怖くて危ないもの」という、
ダーティなイメージを植え付けた業界の身から出た錆でしょう。

風前の灯火となった商品先物業界からは、
不招勧誘の禁止の全面解除の声があがっているそうです。
冗談じゃありません。不招勧誘は迷惑千万です。

かつては、証券業界における「株取引」も同じでした。
しかし、株取引はいまや相場師と呼ばれるプロだけのものではなくなりました。
先物取引業界にも、同じような自助努力が必要ではないでしょうか。