くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

ホントにやくざみたい

2010-09-30 23:08:39 | つれづれなるまま
笑っちゃいけないけれど、思わず笑ってしまったのが、
中国で拘束されたフジタ社員の釈放のニュース。

先日、石原都知事が「中国のやり方は、やくざといっしょ」と発言しましたが、
ここまで何もかもやくざと同じだと、あまりにもあきれてしまいます。

中国は三人を釈放するにあたり、
法律違反を認め、過ちを悔いている内容の反省文を書かせたといいます。

書面で言質をとるのは、反社会的勢力の常套手段です。
普通は、書面を要求されたら絶対に応じないのがセオリーです。
でも、今回はやくざより怖い中国ですから仕方のないことでしょう。

あとでこの書面を使って、フジタや日本政府に何かの要求をしてきたら、
それこそホンマもんのやくざです。

ところでかつて、暴対法が施行される以前に、
私は当時の上司と一緒に、反社会的組織の事務所に数時間軟禁されたことがあります。
そこは有名な暴力団の系列組織が経営するアダルトショップの事務所でした。

私たちはあることをきっかけに、その事務所に呼びつけられ、
迷惑料を要求されて、「一筆書かないと帰さない」と言われました。
相手と上司との間で、
「書け」「書けない」の押し問答が延々と続いたのを覚えています。

結局、上司は呼びつけられることになった事実だけを記載し、
「迷惑をかけた」とか「申し訳なかった」という「お詫びや謝罪」の文言は
一言も発せず、書面にも一切書き残しませんでした。

根負けした相手が、私たちの帰り際に、
「例え損をすることになっても、ワシは必ずスジを通すからな」
と言いましたが、結局、その後は何もありませんでした。

会社ではちょっとナヨっとした上司でしたが、
根気強いセオリー通りの対応に、ちょっと見直したのでした。


内弁慶にもほどがある!

2010-09-29 23:21:03 | 政治経済のことも考えよう
今さら手遅れです。

海上保安庁巡視船への中国漁船の体当たりビデオを公開しても、
中国は「日本政府はビデオを都合のいいように改ざんしている」とか、
「日本に都合の良い部分だけしか公開していない」などと言われるのが、
明らかに目に見えています。

相手は、北朝鮮の親玉国家です。
拉致被害者の遺骨鑑定問題と同じように、「捏造だ」と言われるのがオチです。
自分たちが「捏造国家」「情報操作国家」だからといって、
他の国も同じ事をしているとは言われたくないものですが、
日本は、あまりにも対応が遅すぎました。

「改ざんしていた」と言われるに充分な時間を中国に与えてしまいました。

そもそも、政府もマスコミも国民も、
一致団結して日本の国益を守らなければならない時に、
「やれ、誰の責任だとか」「自分には責任がないだとか」「誰が売国奴だとか」
内弁慶にもほどがあります。

まるで黒船が来航し、
日米和親条約や日米修好通商条約を締結させられた時の
江戸幕府の重臣たちの大騒ぎぶりを見ているかのようです。

国内で政治家たちがそんな罵りあいをしている間にも、
尖閣諸島近海には、中国の監視船や調査船がぞくぞくと出没しています。
そして、示威行為をかける中国の漁業監視船に並走し、
必死に牽制をかける海上保安庁の巡視船の映像が公開されました。

現場の緊張は議員同士の論戦の比ではありません。
正真正銘、まさに文字通りの命がけです。
政治家が選挙でよく口にする「命を賭して」の言葉が
軽々しく思えてしまいます。

会社でもなんでもそうですが、
「現場」のみなさんの仕事には、本当に頭が下がります。



だってラクなんだもん

2010-09-28 23:14:21 | 今日の出来事

9月も残すところあと二日。
役所や多くの企業では、今月いっぱいで「クール・ビズ」も終わりですが、
私が勤務する会社では、その年の気候をみて総務が判断しています。

今年も「ノーネクタイ」「ノー上着」運動を延長しようと思っていたところ、
週明けから連日の雨天で、都内の外気温は肌寒いくらいです。

それでも、電力使用料(Co2)の削減を理由にして、
「ノーネクタイ」「ノー上着」運動の延長を決めてしまいました。

上司からは「ホントに延長すんのかぁ?」と言われつつも、
「気象庁の一ヶ月予報の最高気温は、平年並か高い日が多いそうでっせ」
とかなんとか根拠づけをして、ほとんど総務担当者の独断です。

ホンネは、「ネクタイ外してたほうが、ラクなんだもん」


もしかして、世界大戦前夜?

2010-09-27 22:52:24 | 政治経済のことも考えよう

資源を狙って領土拡大を目論む政府。
特別警察が強い権力を持ち、国家体制に反する意見を封殺する社会。
自国以外のアジア人を見下す傲慢不遜さ。
経済力と軍事力に自信をつけ、万能感を抱き始めた国民。

もちろんこれは、いまの中国のことです。
でもこれってなんだか、かつて戦争に突き進んだ日本に似ていないでしょうか。
あのとき、海外諸国はABCDラインと呼ばれる包囲網で、
海外へ拡大しようとする日本を押さえ込みにかかりました。

中国も、このまま傍若無人な振る舞いが続けば、
アジア諸国は連帯して中国の暴挙を封じ込めようとするはずです。
こうなると、状況は先の大戦前夜の日本とまるで同じです。

敵愾心を煽られた国民の世論に押され、
中国が周辺諸国に対して宣戦布告する可能性は充分にあります。

この戦争、かつての日本のように中国が負ければ、
大国覇権主義の元凶である国家は解体され、
自治区ごとに小国が分離独立することになるでしょう。

ただし、中国が核を使わなければの話ですが。

国家の繁栄と衰退の歴史は繰り返します。
将来の歴史において、尖閣諸島事件が大戦前夜の始まりだったと
記録されないことを祈りたいです。


増えた中国嫌い

2010-09-26 23:56:32 | 政治経済のことも考えよう

今回の中国漁船の領海侵犯では、
中国嫌いの日本人がどれほど増えたことでしょう。

これまで、「好きでも嫌いでもない」という人の多くが、
「嫌い」に転じたことは間違いないでしょう。

50年後には、日本を中国の自治区にできると
本気で思っている中国政府にとっては、
日本人が中国をなんと思おうが、どうでも良いことでしょうが。

韓国では、領海を侵犯して違法操業する中国漁民の拘束が、
年間に約5000人もあるそうです。

しかし、今回の日本のような大きな騒ぎにはなりません。

これは、いかに中国がいまだに先の大戦の遺恨を抱き続け、
日本という国を敵性国家視しているかのあらわれでしょう。

古くから朝貢し、属国扱いの韓国が何をしても中国の面子は揺らがないが、
恨み骨髄の日本が、中国の面子を潰すのは我慢ならないということです。

今回の事件で、中国は北朝鮮と変わらない「ならずもの国家」であること、
大きな経済成長を遂げても、民主主義国家とは明らかに違う、
一党独裁国家であることを多くの日本人は実感したことでしょう。

アメリカ政府は「釈放は適切な判断だった」と評価していますが、
それは自国の利益にかなっているということに過ぎません。
尖閣諸島問題で米中貿易にまで影響が及んだり、
最悪の場合、安保条約の発動の決断を迫られるのは、
アメリカとしては迷惑だというだけのことです。

外交とは、いかに自国の主権と利益、すなわち国民を守るかということです。
「大人の対応」も「子供の対応」もありません。

アメリカ政府の評価を真に受けて、
「日本は大人の対応をした」と自慢する民主党議員は、
国政から去ってもらいものです。

彼らに日本国民を守ることはできません。