「書け」「書けない」の押し問答が延々と続いたのを覚えています。
「書け」「書けない」の押し問答が延々と続いたのを覚えています。
9月も残すところあと二日。
役所や多くの企業では、今月いっぱいで「クール・ビズ」も終わりですが、
私が勤務する会社では、その年の気候をみて総務が判断しています。
今年も「ノーネクタイ」「ノー上着」運動を延長しようと思っていたところ、
週明けから連日の雨天で、都内の外気温は肌寒いくらいです。
それでも、電力使用料(Co2)の削減を理由にして、
「ノーネクタイ」「ノー上着」運動の延長を決めてしまいました。
上司からは「ホントに延長すんのかぁ?」と言われつつも、
「気象庁の一ヶ月予報の最高気温は、平年並か高い日が多いそうでっせ」
とかなんとか根拠づけをして、ほとんど総務担当者の独断です。
ホンネは、「ネクタイ外してたほうが、ラクなんだもん」
資源を狙って領土拡大を目論む政府。
特別警察が強い権力を持ち、国家体制に反する意見を封殺する社会。
自国以外のアジア人を見下す傲慢不遜さ。
経済力と軍事力に自信をつけ、万能感を抱き始めた国民。
もちろんこれは、いまの中国のことです。
でもこれってなんだか、かつて戦争に突き進んだ日本に似ていないでしょうか。
あのとき、海外諸国はABCDラインと呼ばれる包囲網で、
海外へ拡大しようとする日本を押さえ込みにかかりました。
中国も、このまま傍若無人な振る舞いが続けば、
アジア諸国は連帯して中国の暴挙を封じ込めようとするはずです。
こうなると、状況は先の大戦前夜の日本とまるで同じです。
敵愾心を煽られた国民の世論に押され、
中国が周辺諸国に対して宣戦布告する可能性は充分にあります。
この戦争、かつての日本のように中国が負ければ、
大国覇権主義の元凶である国家は解体され、
自治区ごとに小国が分離独立することになるでしょう。
ただし、中国が核を使わなければの話ですが。
国家の繁栄と衰退の歴史は繰り返します。
将来の歴史において、尖閣諸島事件が大戦前夜の始まりだったと
記録されないことを祈りたいです。
今回の中国漁船の領海侵犯では、
中国嫌いの日本人がどれほど増えたことでしょう。
これまで、「好きでも嫌いでもない」という人の多くが、
「嫌い」に転じたことは間違いないでしょう。
50年後には、日本を中国の自治区にできると
本気で思っている中国政府にとっては、
日本人が中国をなんと思おうが、どうでも良いことでしょうが。
韓国では、領海を侵犯して違法操業する中国漁民の拘束が、
年間に約5000人もあるそうです。
しかし、今回の日本のような大きな騒ぎにはなりません。
これは、いかに中国がいまだに先の大戦の遺恨を抱き続け、
日本という国を敵性国家視しているかのあらわれでしょう。
古くから朝貢し、属国扱いの韓国が何をしても中国の面子は揺らがないが、
恨み骨髄の日本が、中国の面子を潰すのは我慢ならないということです。
今回の事件で、中国は北朝鮮と変わらない「ならずもの国家」であること、
大きな経済成長を遂げても、民主主義国家とは明らかに違う、
一党独裁国家であることを多くの日本人は実感したことでしょう。
アメリカ政府は「釈放は適切な判断だった」と評価していますが、
それは自国の利益にかなっているということに過ぎません。
尖閣諸島問題で米中貿易にまで影響が及んだり、
最悪の場合、安保条約の発動の決断を迫られるのは、
アメリカとしては迷惑だというだけのことです。
外交とは、いかに自国の主権と利益、すなわち国民を守るかということです。
「大人の対応」も「子供の対応」もありません。
アメリカ政府の評価を真に受けて、
「日本は大人の対応をした」と自慢する民主党議員は、
国政から去ってもらいものです。
彼らに日本国民を守ることはできません。