中国高速鉄道の脱線事故を受け、
日本の鉄道関係者や識者と言われる人たちは、
「日本の新幹線では考えられない事故」 とコメントしています。
しかし、戦後の鉄道事故では4番目に多い死者を出した、
2005年の福知山線脱線事故を例に出すまでもなく、
日本でも考えられないような鉄道の事故は起きています。
人が作り、人が使うものである限り、絶対安全などというものはありえません。
チェルノブイリでも、スリーマイル島でも、
「日本の原発は、システムが違うので事故はありえない」
と言い続けた結果が、福島第一原発の事故ではなかったのでしょうか。
しかも当初、事故原因を自然災害と主張していたあたりは、
なんだか中国高速鉄道事故と福島原発事故がダブります。
「好事魔多し」「奢れるもの久しからず」
言い方はいろいろあるでしょうが、「慢心」と言う点では、
中国の高速鉄道も日本の原子力発電所も、
根っこは同じだというのは言いすぎでしょうか。