くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

九州のほうが騒がしいようで・・・

2011-07-06 22:56:35 | つれづれなるまま
今夜、九州電力の社長が記者会見し、
佐賀県で放送された玄海原発の稼動再開をめぐるテレビ番組で、
「原発賛成」のやらせメールがあったことを認め謝罪しました。

番組は経済産業省が県民向けて、
玄海原発の再稼動について説明するために放送されたもので、
放送中に広く県民からFAXやメールでの意見を求めていました。

これに九州電力の課長級の社員が、
子会社に対して番組の進行状況にあわせて、
原発容認の意見を発信してほしいと依頼したというものです。

このような利害関係者の参加は議論の公平性を著しく欠き、
結論の行方を恣意的に誘導しかねませんから厳に慎むべきです。

また、このようなモラルなき誘導が行なわれるような企業体質なら、
「安全性に問題はない」とした調査結果への信頼性も忽ち瓦解します。

電力会社の体質は、どこも似たようなものなのでしょうか。
国民の生活が不自由になるという理由からなのか、
公益事業者の不祥事には甘すぎる行政にも問題があると思います。

松本龍復興担当相は、「言葉足らずで・・・」で辞任し、
九州電力社長は、「社員が言い過ぎて・・・」で辞任しそうです。
どちらも九州人なのに対照的ですね。