大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

労働者自主福祉運動のすすめ(12)

2015年08月05日 | 労働者福祉

静岡県の労働者自主福祉運動の歩みに入る前に、戦後の中央労働運動の流れについて、簡潔に整理してみました。
細かな部分まで知りたい場合には、いくつもの文献がありますので、そちらをご覧下さい。

基本的には、中央の流れが静岡県の流れに繋がりますので、まずはここを抑えていく必要があります。

GHQの民主化政策により、戦後一気に労働組合が誕生していきます。
そしてその流れは、大きく二つに分かれていきます。
大雑把にいえば、イデオロギーの対立と、交渉スタイルの対立です。
これは戦前からあった流れの延長線でもありましたが、共産党の指導のもとで次第に先鋭化していく労働運動に危機感を募らせたGHQのレッドパージにより、左翼系労働団体は解散を命じられます。
その後、労働界は「総評」に大同団結しますが、運動の対立はすぐに表面化していきます。
そして分裂・再編の結果、「総評」「同盟」「中立」「新産別」の4産別時代が続きました。

1989年、労働界の統一が「連合」の誕生によって成されます。
この時に「連合」への統一を拒否し、「総評」から袂を分かったグループが「全労連」「全労協」を立ち上げます。


働く人の健康講座 「運動と健康」

2015年08月04日 | 遊び
働く人の健康講座(2) 運動と健康 前編 健康の知識

働く人の健康講座(2) 運動と健康 後編 習慣化するコツ

これは全労済協会発行の「公募研究シリーズ(41)」で紹介されていた「Web教材」です。
公募委託調査研究テーマは「絆の広がる社会づくり」。
近年、うつ病を含むメンタルヘルスの問題が多くの企業でも認識されています。
この調査では、まず企業で主に生活習慣予防として実施している「ウォーキングキャンペーン」に着目し、生活習慣病だけでなく不安・抑うつに関する効果検証を行いました。
1日1万歩を目標にした「ウォーキングキャンペーン」の参加者を調べたところ、結果は開始前に比べ不安・抑うつが低くなっているという結論を得ました。

調査研究資料では、大切なことはこのような運動キャンペーンに少しでも時間を割くような意識や、管理者を含めて勤労者がお互いの生活や健康増進に思いをはせ、互いに助け合う企業文化(互いの絆を高め合う)を醸成することだとしています。
そのためには、まず個別にアプローチする心理教育から地道にアプローチして、一人ひとりの認識を変えていくことから始めるべきだと考えて、このWeb教材をつくったそうです。
音声付きのわかりやすい教材です。
ぜひご覧になってください。
そしてあなたの職場でも独自の「1万歩クラブ」をつくってみませんか?

「喜久酔」づくりにかける男たち

2015年08月03日 | 遊び
一万歩クラブの定例会は、熱中症対策のため7月・8月はお休みです。
その代わりに特別編を企画しました。
今年の特別企画は『「喜久酔」青島酒造と「松下米(酒米)」を訪ねる夕涼みウォーク』でした。

方々に無理をお願いして、蔵元や酒米づくりの田んぼも見学するという贅沢コースでしたので、定員制とさせていただきました。
8月1日午後4時に藤枝駅へ集合する計画でしたが、JRの列車と自転車の接触事故が発生し、ダイヤが大幅に乱れてしまいました。
おかげでメンバーは2組に別れて、青島酒造を目指すことになります。
遅い組はタクシーで駆けつけて、11名のメンバーは約1時間の蔵元見学と試飲会で「喜久酔」の真髄を学びました。

そこから稲作農家の松下さんを訪ねます。
ここでは青島酒造と契約している酒米づくりの田んぼを前にして、松下さんから熱い酒米づくりの情熱をお聞きしました。
どっしりと根を張った松下さんの稲は、ほかの田んぼの稲とは明らかに違いました。

懇親会場には杜氏の青島さんや稲作農家の松下さん、企画設定でお世話になった後藤さんの3名の方にも来ていただき、酒造り・稲作り・お酒の楽しみ方なども語っていただき、フルバージョンで美味しい「喜久酔」を堪能させてもらいました。
ほんとうに幸せなひと時をありがとうございました。