大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

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70回目の原爆の日

2015年08月06日 | 日々徒然
昭和20年(1945年)8月6日午前8時15分、人類史上最初の原子爆弾が広島に投下されました。

これほどの大量破壊・大量殺戮の兵器が生まれていたことは人類にとって最大の悲劇です。
爆心地から1.2キロ以内の生物はその日のうちにほぼ50%が死亡し、12月までの死者数は約14万人。
当時の広島市の人口が35万人でしたから、なんと4割の方が命を落としました。
リトルボーイと名付けられた長さ3メートルあまりのたった1発の原子爆弾が奪った命です。

広島に落とされた原爆とは別タイプの原爆が、今度は長崎に落とされます。
8月9日午前11時2分のことでした。
プルトニウム型の爆弾はファットマン、ずんぐりとした1発に7万人の尊い命を奪われました。

とてつもない破壊力に世界中は驚き、競って原子爆弾を研究しました。
これさえあれば国家を守る抑止力になるという、どこかで聞いているような屁理屈で開発は進みます。
中国などは「ズボンを穿くより核兵器」と公言し、なによりも優先して核兵器を保有しました。
核の五大国は「アメリカ・ロシア・イギリス・フランス・中国」、公然と保有する国々は「インド・パキスタン・北朝鮮」、公言してはいませんがおそらく「イスラエル」もそうでしょう。
疑惑国は「イラン・シリア・ミャンマー」です。

現代の核は、広島・長崎型原爆とは桁違いの破壊力があります。
小型化も進んで、大陸間弾道ミサイルによって、どこへでも飛んでいきます。
自衛のためであっても、相手の軍備に負けてはならないから、軍拡はあれども軍縮は進まないの理屈です。
それでも理想に向かって進むのが、人類史上唯一の被爆国「日本」のあり方だと私は思います。
みなさんはどう考えますか?