大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

「フードバンクふじのくに」緊急要請

2014年06月18日 | 労働者福祉
昨日は県労福協定期総会の前に緊急で「地区労福協代表者会議」を開催しました。
5月19日に設立した「フードバンクふじのくに」ですが、マスコミのお蔭で県内に大きな反響を呼んでおります。
しかし需要と供給のバランスからいくと、圧倒的に需要(食料援助を求める団体)が多くて、供給(食料提供)が少ない実態にあります。
県内各市町の社協からの問い合わせもありますが、供給に目途がたたないうちは軽々に相談に乗ることも出来ない状況にあります。
まだ企業の協力も得られておりませんので、まずは協力団体のひとつとして、自らが出来ることから始めることとしました。
そこで「地区労福協代表者会議」を緊急開催し、フードドライブの実施を呼びかけました。

具体的にはふたつのことをお願いしました。
ひとつは、これから各地区で開催される「定期総会」でフードドライブを実施してもらうこと。
その際に現在不足しているお米を集めるために「お米一合運動」を展開してもらうこと。

もうひとつは、会員企業の災害備蓄食料の提供要請です。
災害備蓄食料の多くは賞味期限が残り少なくなると処分されてしまいます。
その提供を受けることができればたくさんの生活困窮者が救われます。
参加してくれた代表者からは、企業との契約書も早急に準備せよとの指摘もありましたので、来週中にも準備することを約束しました。


もし食料を提供下さる方がありましたら、下記「フードバンクふじのくに」までお届け下さると助かります。
(ただし賞味期限が1ヶ月以上残っていることが条件です)
「フードバンクふじのくに」
〒420-0868
静岡市葵区宮ヶ崎町53
tel 054-248-6177(平日9時~17時)

県労福協50周年祝賀会

2014年06月17日 | 労働者福祉
午後5時よりセンチュリーホテルで「創立50周年祝賀会」が開催されました。
冒頭で主催者を代表してご挨拶をさせていただきました。


「…さて50年前の1964年に静岡県労福協が誕生いたしましたが、それより少し前に誕生した「中央物対協」がこの運動の原点でした。
「中央物対協」は敗戦直後、生活苦にあえぐ労働者のために生活物資の共同調達を目指しました。
イデオロギーを乗り越えて36の団体が「福祉はひとつ」を合言葉にしてスクラムを組んだのです。
そして労働金庫が、労済が生まれてきます。
あれから50有余年…。

さて現代社会はどうなったでしょうか。
表面的には豊かな現代社会ですが、見えない現実がいくつも出てきています。
目を凝らして見、耳を澄まして聴くことで見えてくる現実がたくさんあります。
後を絶たない悪徳商法被害、人間使い捨てのブラック企業、精神を病む多くの子ども・成人・高齢者、貧乏と孤立の貧困社会…。
そろそろそんな見えない現実がじわじわと普通の生活者に迫りつつあることを多くのリーダーが感じ始めています。

私たちは50周年のこの時に未来に対して強い思いを持ちたいと思います。
その思いとは50年前の労働者自主福祉運動の原点です。
誰しもが社会を良くしたいと願っています。
そうであるとするならばそんなメンバーがそれぞれの“俺が俺が”の気持ちを捨てて大道につけば「連帯と協同」の仕組みをつくれるはずです。
困った時にはSOSを出せる社会もつくらなくてはなりません。
まさに「助け合い・支え合い」の仕組みづくりです。
新しく設立した「フードバンクふじのくに」もその仕組み事業のひとつです。
これからの運動の試金石になるでしょう。
どうぞよろしくお願い致します」

木の上に立つ“親”

2014年06月16日 | 日記
昨日6月15日は「父の日」。
みなさんはどんな「父の日」を過ごされたでしょうか?

私の父親は87歳。
まだまだ元気ですが、足元がちょっとよろつくようになりました。
母と一緒に無理のない程度の農作業の毎日を楽しんでいます。
元気は嬉しいけれども高所作業はいけません。
本人は大丈夫だと見栄を張りますが、傍から見ても危うく見えます。

日曜の朝の出来事です。
前々から気になっていた松の新芽の剪定にとりかかりました。
(それが私なりの父へのプレゼントだったはずですが…)
ワールドカップが始まる10時までに片付けたい私と、自らが育ててきた大切な松をヘボな息子に触らせる親父の気持ちがすれ違ってしまいました。
昨年までは親父が手を入れていた大きな松です。
昨秋は知り合いの造園屋さんに手入れを頼みましたが、親父はそれもあまり気に入らない様子でした。
どうやら家の者(すなわち私)の手によって鋏を入れるべきだという強い信念があるようです。
しかし私にはまだそんなテクも余裕もないので造園屋さんに新芽の剪定方法を聞いてみると、「秋の剪定で調整できるから、春は長くなった新芽だけ切ればいいよ」とのことでした。

高所を担当した私の鋏はチョキチョキチョキと機械的に進みます。
低いところだけは親父が剪定しますが、私のチョキチョキチョキが気に入らず、下からあれこれ指導の声が飛んできます。
休憩時に小衝突…。
結局両者が折り合って(?)チョキチョキチョキはチョキチョキに、チョキ時々チョキもチョキチョキに落ち着きました。
ワールドカップはラジオ観戦に変わってしまいましたが、午後のゲーム(コロンビアvsギリシャ)ではビール片手のテレビ観戦を共に楽しむことができました。

親という字は「木の上に立って見る」と書きますが、いくつになっても親は親、子は子ですね。
庭木の剪定や野菜のつくり方などなど、仕事にかまけて何もやらなかった息子に教えてあげたいという親心をありがたくいただきました。

掛川のハイボール

2014年06月14日 | 遊び
掛川へ向かう電車で懐かしい友人に会った。
友人といっても一回り離れた会社の後輩だ。
もう何年も単身赴任とのことで疲れ気味の様子が心配。
仕事もそうだが家族のこともあれこれ話してくれたが、現役中の私がそうであったように心がいっぱいいっぱいで重たそうだった。
一緒に一万歩を歩けるような時間は無くても、毎日一万歩の目標を持つよう彼に勧めた。
そこから心にスペースが生まれてくるんだよ…なんて偉そうなことまで言っちゃったが、時々は現実から解き放たれた方がいい。

今日の一万歩クラブ定例会は掛川。
大手門から掛川城に入り、少々アップダウンのある11kmコースだが、なかなか楽しいコースだった。

いつも昼食持参で行くのだが、今日は訳あって弾丸ウォーク。
1時前にはお目当てのスポットへ到着。
ここは町おこし目的の屋台村。
昭和レトロのお店が並んでいるが、残念ながらお昼の部は2時まで。
期待どうりの味と値段に皆で満足。
今度は「夜来てね!」とのお誘いは、自称「KUSOばばあ」の店。
三杯目に飲んだハイボールのおかげで帰りの電車は非現実の夢の中でした。

法が社会を統治する

2014年06月13日 | 政治
法律があって取り締まって罰則を与える法律もあれば、法律があっても罰則がないために統治されないザル法もある。
1円盗めば泥棒だが、残業代1時間分盗んでもなんともない。
税金を1円ごまかしただけで犯罪だが、社会保険未加入でもつかまらない。
不条理はいっぱいあって、その不条理がますます広がりそうだ。


workers libary より)

わが国は職域で働く人たちは健保に、農家や自営の人たちは国保に入り、誰が病気になっても治療を受けられるという世界に冠たる「国民皆保険」制度を持っている。
しかし非正規雇用の増加と比例して無保険者が増加し、病気になったら困る人たちがいまや数十万人とも言われている。
(たてまえ上「国民皆保険」だから正確な人数は分からない)

わが国は職域で働く人たちは厚生年金に、農家や自営の人たちは国民年金に加入して、すべての国民が老後も安心して暮らせる「国民年金」制度を持っている。
専業主婦も働く人とセットで加入している仕組みだから安心だ。
しかし非正規雇用の増加と比例して無加入者が増加し、将来無年金者が大量に発生することが予測されている。
(たてまえ上「国民皆年金」だから未加入者の実態は分からないが、国民年金の納付率は60%を切っている)

わが国は…(生活保護も雇用保険も実態は…知る人ぞ知る)


そして「残業代ゼロ法案」が通ると「労働基準法」に大穴があく。
第32条(労働時間)
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。


社会は法が統治する。
法は国会が定める。
国会議員は選挙で選ばれる。
選んだのは国民だ。


特定秘密保護法、集団的自衛権、年金支給年齢の引き上げ、限定正社員、外国人実習生制度拡大、消費税10%…
あーあ、やんぬるかな。