大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

法が社会を統治する

2014年06月13日 | 政治
法律があって取り締まって罰則を与える法律もあれば、法律があっても罰則がないために統治されないザル法もある。
1円盗めば泥棒だが、残業代1時間分盗んでもなんともない。
税金を1円ごまかしただけで犯罪だが、社会保険未加入でもつかまらない。
不条理はいっぱいあって、その不条理がますます広がりそうだ。


workers libary より)

わが国は職域で働く人たちは健保に、農家や自営の人たちは国保に入り、誰が病気になっても治療を受けられるという世界に冠たる「国民皆保険」制度を持っている。
しかし非正規雇用の増加と比例して無保険者が増加し、病気になったら困る人たちがいまや数十万人とも言われている。
(たてまえ上「国民皆保険」だから正確な人数は分からない)

わが国は職域で働く人たちは厚生年金に、農家や自営の人たちは国民年金に加入して、すべての国民が老後も安心して暮らせる「国民年金」制度を持っている。
専業主婦も働く人とセットで加入している仕組みだから安心だ。
しかし非正規雇用の増加と比例して無加入者が増加し、将来無年金者が大量に発生することが予測されている。
(たてまえ上「国民皆年金」だから未加入者の実態は分からないが、国民年金の納付率は60%を切っている)

わが国は…(生活保護も雇用保険も実態は…知る人ぞ知る)


そして「残業代ゼロ法案」が通ると「労働基準法」に大穴があく。
第32条(労働時間)
使用者は、労働者に、休憩時間を除き1週間について40時間を超えて、労働させてはならない。


社会は法が統治する。
法は国会が定める。
国会議員は選挙で選ばれる。
選んだのは国民だ。


特定秘密保護法、集団的自衛権、年金支給年齢の引き上げ、限定正社員、外国人実習生制度拡大、消費税10%…
あーあ、やんぬるかな。