大黒さんの金魚鉢

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One voice , one mission , one family

通貨安競争?

2014年06月06日 | 経済
欧州中銀マイナス金利 政策金利も最低の0.15%に (日経新聞)
欧州中央銀がマイナス金利 デフレ回避狙う (朝日新聞)
欧州中銀マイナス金利 追加利下げ最低の0.15% (毎日新聞)

各紙一面をにぎわした欧州中銀のマイナス金利政策。
中銀とは中央銀行のことで、日本でいえば日銀のことだ。
お金を預かっても利子がつくのではなく0.1%のマイナス金利、いうなれば手数料がとられるということだ。
中央銀行と取引するのは民間の銀行だけだから国民には直接的に関係ない。
国民に影響するのは政策金利で、これも0.1%引き下げるという。
この意味するところはなんだろう。

どの新聞を読んでも欧州中銀の狙いは、「ユーロ高とデフレの阻止」にあるとしている。
リーマンショック以後、日米欧の政策金利は一気に下がっている。
景気の悪い時には通貨供給量を増やして貸出金利を下げるのが鉄則だが、どこの国でもお金が回らずに貸出先のないお金が余ってしまう。
日米の中銀はそれでもお札を輪転機で刷って、政府が発行した国債を中銀が買い入れるという最大規模・異次元の量的緩和に踏み切った。
しかし欧州中銀では「財政赤字の穴埋めにつながる」とするドイツなどの反対により中銀の国債買い入れはされていない。そこで…

欧州中銀は2012年6月まで民間銀行から預かったお金に利息を払っていたが、行き先のない資金の運用先にされるため7月以降はゼロ金利に改定した。
それを今回マイナス0.1%とすることでお金の動きをコントロールしようとしたのだ。
中銀に預けていると手数料を取られてしまうから、民間銀行はそのお金を下して貸出に回したり、株式や債券を購入したり、ユーロ以外の通貨に振り替えるだろうというのが欧州中銀の目論見だろう。

しかしこの先どうなっていくのだろうか?
みな競って自国通貨の価値を下げる競争に走っているが、その行き着く先を見通せないもどかしさを感じてならない。
まあ俺には関係ないって思えばそれまでだけれども、次の時代(子どもや孫)を考えてみると、やっぱり気になる。
耕作放棄地を耕して自給自足の生活にチャレンジしようかな?
そのためにはまず健康体を維持しなくてはならないね。

1万歩クラブ6月定例会は14日、午前10時掛川駅北口集合です。
健康づくりはまず足元から始めましょう。