大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

県労福協50周年祝賀会

2014年06月17日 | 労働者福祉
午後5時よりセンチュリーホテルで「創立50周年祝賀会」が開催されました。
冒頭で主催者を代表してご挨拶をさせていただきました。


「…さて50年前の1964年に静岡県労福協が誕生いたしましたが、それより少し前に誕生した「中央物対協」がこの運動の原点でした。
「中央物対協」は敗戦直後、生活苦にあえぐ労働者のために生活物資の共同調達を目指しました。
イデオロギーを乗り越えて36の団体が「福祉はひとつ」を合言葉にしてスクラムを組んだのです。
そして労働金庫が、労済が生まれてきます。
あれから50有余年…。

さて現代社会はどうなったでしょうか。
表面的には豊かな現代社会ですが、見えない現実がいくつも出てきています。
目を凝らして見、耳を澄まして聴くことで見えてくる現実がたくさんあります。
後を絶たない悪徳商法被害、人間使い捨てのブラック企業、精神を病む多くの子ども・成人・高齢者、貧乏と孤立の貧困社会…。
そろそろそんな見えない現実がじわじわと普通の生活者に迫りつつあることを多くのリーダーが感じ始めています。

私たちは50周年のこの時に未来に対して強い思いを持ちたいと思います。
その思いとは50年前の労働者自主福祉運動の原点です。
誰しもが社会を良くしたいと願っています。
そうであるとするならばそんなメンバーがそれぞれの“俺が俺が”の気持ちを捨てて大道につけば「連帯と協同」の仕組みをつくれるはずです。
困った時にはSOSを出せる社会もつくらなくてはなりません。
まさに「助け合い・支え合い」の仕組みづくりです。
新しく設立した「フードバンクふじのくに」もその仕組み事業のひとつです。
これからの運動の試金石になるでしょう。
どうぞよろしくお願い致します」