大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

生活困窮者と生活保護

2014年05月01日 | 労働者福祉
戦後一貫して減少していた生活保護受給者数が、1995年を境にして増加しています。
行政の厳しい審査を経て生活保護が決定されますが、実際には生活保護水準以下の所得で暮らし、生活保護を受給していない世帯の存在があります。
その人たちの存在を私たちは「生活困窮者」と位置付けました。

まずは生活保護制度と需給実態について調べてみました。
生活保護受給者にはこのような扶助制度があります。

そして静岡市と浜松市の生活保護人員です。
浜松市では2007年度から2011年度にかけて2倍にも増加しています。

生活保護に関わる費用は税金から支出されますが、1世帯当たり負担額は静岡市で44,000円、浜松市で37,000円です。
大阪市ではなんと224,000円にも上ります。
フードバンク事業のメリットのひとつはこの生活保護費の抑制にもあり、生活困窮者の食を確保することによる生活の向上を通して、生活困窮者の活力を引き出すことにあります。

いよいよ「フードバンクふじのくに」がスタートします。
5月19日の設立総会にはひとりでも多くのみなさんの参加を期待します。
なおワークライフ研究所でまとめられた「静岡県内の生活困窮者の実態に関する基礎資料」も、Workers Library に納めましたのでご覧ください。