大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

しない生活

2014年05月23日 | 読書
しない生活 煩悩を静める108のお稽古 (幻冬舎新書)
クリエーター情報なし
幻冬舎


「しない生活」という奇妙なタイトルに惹かれて買ってみた。
本の帯に書かれてあった言葉も面白い。

つながりすぎない
イライラしない
言い訳しない
せかさない
比べない

著者の小池龍之介氏は住職さん、仏陀の教えを元として、現代人の悩める心理状態を解きほぐしていく。
読みやすく分かりやすい一冊だ。

タイトル「しない生活」の意味は、あとがきでこう解説されていた。
“私たちは、困ったときほど立ち止まらずに、どんどん次の手を打とうとしがちで、つまり「する生活」にはまり、さらにせきたてられて混乱するもの。
けれども、困ったときこそ静かに立ち止まり、何かをつけ足そうともがいたり引き算しようとあがいたりせずに、ただただ内省することこそが、そこから最良の学びを引き出してくれるものです。
すなわち、次の手を打たない、「しない」でただ、内面を見るだけに踏み留まること。
この、自己内省のお稽古こそが、「しない生活」なのだと申せましょうか。
静かにそっと立ち止まる。…”

なるほど、なるほど