大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

パトロールボランティア

2014年05月02日 | 日記
地域の小学校から会報らしきものが女房の下に時々届けられる。
朝食時何気無く見ていたら「パトロールボランティア大募集」の記事に目が留まった。
聞いてみると下校時に子ども達と一緒に帰宅する「連れ添いボランティア」とのこと。
リタイアしたお年寄り中心の活動だが、なんともいえない社会になってしまったものだ。

26年ほど前のこと、初めて訪米したときの衝撃。
駐在員の家庭で見せられた牛乳パックには子どもの顔写真が印刷されていた。
誘拐された子どもの顔写真だ。
スクールバスまでの送迎えは親の責任であり、バスから降りた瞬間からは親にすべての責任がある。
カナダの街中では子どもに綱をつけて歩く家族の姿を見てショックだった。

私たちの子ども時代を思う。
学校からの帰り道、真っ直ぐ家に帰った記憶はあまり無い。
友だちと一緒にウロウロと寄り道したり、喧嘩をしたり、とにかく学校からの帰り道は楽しかった。
学校よりも放課後の解放感が好きだったが、それは勉強嫌いの私だけではなかったはずだ。

それに比べてなんと今の子ども達は可哀想なことであるか。
社会全体の責任である。
せめて次の次の世代の子ども達には、もっと解放感のある社会を与えたいものだ。