大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

この道を貫こう

2014年09月23日 | 労働者福祉
27日には小山町の「ろうきん富士研修センター」をベースにして、一万歩クラブ特別企画「賀川豊彦の足跡を訪ねて」が開催されます。
正直な話、私自身も県労福協理事長に就任するまでは賀川豊彦氏のことをあまり知りませんでした。
どこかで名前ぐらいは見たという記憶がある程度ですが、知れば知るほどすごい人物です。
まさに理論と行動のリーダーですね。

実は、理事長就任時(2012年)に、労金労組と全労済労組から「労働者自主福祉シンポジウム」の開催を強く要請されたことが賀川氏を学ぶきっかけでした。
このシンポジウムは2009年に制定された「労福協の理念と2020年ビジョン」に基づくものでしたが、東日本大震災などの影響で延び延びとなっていた企画です。

今日は労金労組の大会でした。
事業と運動の両立に悩まされる組織ですが、あえてこうご挨拶いたしました。
「運動と事業の両立は、そのうちのひとつだけでも達成することは難しい。
しかし難しいけれどもやり易い。
覚悟を決めればやり易い。
どんな覚悟か?
“確固不抜”の覚悟である。
この道が正しいと信じ、貫く覚悟である。
私たちのこの道は「連帯と協同」の道である。
助け合うことの喜び、人と人とが連なり連帯することの喜び、それをもう一度確認し合おう。
それらを阻害する利己的な行動や、思いやりを忘れた心に断じて妥協すべきではない。
この道を忘れて私心に走ったら、運動も事業も必ず廃れる…」



大会会場ではフードドライブも実施してくれていました。
お礼を兼ねて、この事業の意義についても触れました。
「社会の実像に触れれば、人は思いやりを取り戻す。
このフードドライブ事業もそうであるように、みなさんの事業もそういう性格を持っている。
誇りと自信を持って取り組んで欲しい」