大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

組織の進化モデル

2014年09月10日 | 労働者福祉
5月からスタートした「フードバンクふじのくに」。
少しづつではあるが着実に前進しつつあるように思えます。
10を超える団体が出会い、そしてその出会いはどんどんと広がっていきます。
その広がりが楽しみですね。

新しくできた組織が進化していくプロセスをまとめたのは、教育心理学者の「タックマン」です。
そのプロセスには5段階あるとタックマンは述べています。
そのタックマン・モデルを組織教育に取り入れたのが「チームビルディング」です。
1、成立期…グループが出会い、探り合いが始まります。まだ成立期にはチームメンバー同士が心を開いていないことがよく見られます。
2、動乱期…皆が意見を発するようになります。異なる考え方や観点に対して敵対心や反抗心が芽生えることもあります。
3、安定期…グループが一緒に活動する段階です。お互いの心が開いて他人の考え方を受容します。目的・役割等が一致し、チーム内の関係性が安定します。
4、遂行期…よく組織されたチームとして機能する段階です。チームには結束力と一体感が生まれ、チームの力が目標達成に向けられます。
5、解散期…目標を達成し、PJから離れます。

遂行期の姿は「マズローの欲求5段階説」の自己表現の欲求段階とよく似ています。

Workers Library」ではこういった運動の姿を、現在・将来の労働運動の姿としており「絆・つながり・安心安定」実現の運動と意味づけています。
実務を通して学びながら組織や個人を高めていくよいチャンスです。
これこそが最大の実践教育ですね。