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タイトル決めれず1000日過ぎ…ついに引っ越し

旧車の話

2006-03-05 14:58:14 | くるま


      君たちはこの車の名前を知っているかい?     

        
      型式はKE15となる。
      K=エンジン
      E=シャーシ
      このクーペモデルだけ別のネーミングがあった。

   中学になった頃、兄貴がこれに乗って帰ってきた。
   色は白で、後期の1200ccの最上級グレードSLだった。
   我が家で最初のクーペだった。
   運転席に座ると、まずハンドルがちがう。
   木目調のハンドルで、深形のブラック3本スポークで、
   センターに大型のホーンパッドがある。
   さらに、ディープコーンのタコメーターが装備されている。
   リセットできるサブトリップも珍しかった。
   さらにフロアシフトだけでもカッコいいのに、
   なんとフルコンソールだった。
   シートも、当時としてはスポーティなものだった。
   テールランプは、ウインカーがオレンジだった。
   それまでは、テールとウインカーは共用してたので、
   独立して、色がちがうだけで自慢なのだ。
   フェンダーミラーは砲丸タイプであった。
   (普通のを板ミラーと呼んでいた)
   サイドには、きらめくモールがついてある。
   足回りは、最新のA型アームのストラット式で、
   SLにはフロントスタビライザーが標準装着だった。
   さらに、流行り始めていたラジアルタイヤを装着していた。
   サイズは155SR12まだ扁平は70。
   エンジンは、1200ccの3K型をベースに、
   ストロンバーグのツインキャブレターだった。
   パワーは77PS。
   有鉛ハイオク仕様でした。
   1リッター、55円やったです。
   
      エンジンの見分け方
       K = 1100
      2K = 1000
      3K = 1200シングルキャブ
    3K-B = 1200ツインキャブ
    3K-BR= レギュラー仕様
    3K-R = レース用DOHC4バルブ(ワークス仕様)
    3K-U = 51年排ガス規制仕様
    4K-U = 1300・53年排ガス規制仕様
    4K-EU= 1300・EFI仕様      
       5K = 1500 

   このK型エンジンは、2バルブOHV。
   オーソドックスなカウンターフローである。
   弱点を補おうと工夫がしてある。

   IN,EXマニと燃焼室がスムーズになるように、
   シリンダーが助手席側に傾斜している。
   マニホールドと給排気ポートに角度がつかないように、
   ブロック本体を傾けたのである。
   これによって、カムシャフトを高い位置に配置し、
   クランクからチェーンで駆動する。
   酔って、OHVのネックであるプッシュロッドを短くした。
   短くなると、軽くなるのである。

   ただし、傾斜によって、マニホールド側のスペースが少なく、
   ソレックスを装着すると、ファンネルがつけれなかったり、
   タコ足が窮屈になったり、熱がこもったりした。
   そこで、パワーアップを計りたい、レース用は、
   傾いたエンジンをまた、起こしたのである。
   それに伴い、オイルパンも当然作り直すことになる。

   長い間活躍しているK型エンジンなのである。 nose8


   さあ!車名に関して、ドシドシ、コメントいただきたい。