蔵っ子日記

これは中堅(?)蔵人の日々を綴った素朴な日記です。
だんだん「蔵っ子」と言えない歳になってきたか?でもよろしくね。

いろいろと報告。

2010年09月21日 19時31分24秒 | 日本酒
敬老の日が終わり、すいぶん日差しも和らいできましたね。
まあ当たり前といえば当たり前ですが。
この連休も、いたるところで運動会真っ最中、って感じでした。

さて、先週もいろいろあったので、まとめてご報告。

■ 天満屋福山店 ご来場ありがとうございました(謝)! ■



今年で3年目。1週間という長丁場でしたが、無事に販売終了させて頂きました。
今年のテーマは「中国・四国グルメフェスタ」だったので、会場規模も大きくなり、
人も大勢(?)・・・来られたように思います。

ただし、お酒は難しいですね~。

「ついで買い」はほとんど無いし、このご時勢、試飲する方は少なし・・・。
他のものに比べて、瓶は重いし、そもそも「お酒飲まないのよ~」という人もたくさん。
キビシーけど、これが現実ですね。



しかし、毎年来てくださるお客様も何人か(涙)。
試飲してみて、「美味しい♪」ので、1本買うわ(涙)。

造ることも大変ですが、一本売ることの大変さもこういうとき実感できます。

----------------------------------------------------------------

■ 旭日酒造のお酒を飲む会 開催! ■

弊社の酒造りに、今でも多くのアドバイスを頂いている
某先生の取り計らいにより、先日、お酒の会を開きました。

参加者は14、5名といったところでしたが、弊社のいろんな銘柄と
すばらしいお料理を合わせ、心ゆくまで堪能致しました。



お酒の会は規模の大きいものから、このように内輪とかの小さな会もあります。
それぞれに良さがありますが、お酒があることで、職種の違いや年齢の差も越えて
親しくなれる、新しい人間関係が築ける、いいことですよね。
(私のように?)特に趣味や特技が無い方で、お酒が好きな方は、
是非、このような会に参加してみてはいかがでしょう。おすすめです。

---------------------------------------------------------------------

■ 改良雄町 稲刈り間近! ■

一昨日、京都からお客様S氏が来られました。

旭日酒造では有名人。
日本酒への情熱はすごいものがあります(具体的な話は省きます)。
日本酒業界は、このようなすご~い熱意の持ち主によって、
よりディープに支持される世界でもあります。
とにかくも遠路はるばるありがとうございました(感謝)

さて、彼が田んぼを見たいとのことでしたので、
車に乗せて、いざ、走ること30分。

道中の山、川、これらの景色に癒されていましたが…、



田んぼには一番感動していただいたようで、何よりです。

農家さんにお願いしていることもあり、詳しい話ができませんでしたが、
私は今年、草刈や作溝など、しっかり汗をかいて手伝うことができました。
ほんの少しだけですが、仕事の大変さを体験できました。
ここにきて良く実ってる様子をみると、嬉しく思います。



「改良雄町」という品種は晩生型。今年は台風の影響も少なく、暑い日が続いて一気に
実った感じだそうです。9月中に刈り取りできそうで、早い方でしょうか。
農家さん曰く、よその田んぼを刈ってしまったあと、残った田んぼには虫や雀なんかが、
集中してやってくるそうです。なるほど虫や雀も賢いですよね。

もっともっとお米のことに詳しくなり、苦労話にうなずけるようになったら、
またひとつ違う視点で酒造りが出来るかな、と思います。
いろんなことがつながっているんですよね。

日記長かったけど、これで一旦終わり!