清酒 東の麓 蔵人日記

山形県の地酒「東の麓」を醸造する職人のブログ

初の試飲販売会in米織観光センター

2006年06月29日 | 日記
久々の更新です。6月中は自分の抱えた仕事をこなすのが精一杯でなかなかブログの更新ができませんでした
忙しいのは、他の蔵人たちも同じですのでへこたれずに頑張っております

さて、先週23日(金)から26日(月)までお隣の高畠町にあります「米織観光センター」様で試飲販売会を行いました。

約10年ぶり(?)にこちらで販売会をさせていただきました。
この時期の観光はさくらんぼ一色となりますので

県外のお客様が非常にたくさんいらっしゃいます!

4日間の間にも、非常にたくさんのお客様がいらっしゃいました
次々といらっしゃるお客様に当蔵の日本酒をおすすめしてお土産物にと販売を頑張りました。

あまりにも多い人並みで嬉しいやら、大変やらでいつも以上に忙しい販売会となりましたが、大吟醸・秘造酒・出羽の里純米酒はどれも大好評でした

今後も各地で販売会を行っていきますので、もし見かけたらお気軽にお声をかけてください

東の麓 高橋






生酒頒布会のきき酒

2006年06月27日 | 日記

だいぶ更新が遅れて空いてます。

今日は、県卸と小島洋酒店の生酒頒布会のきき酒をしました。

どちらも今月で第2回目の頒布です。純米吟醸から大吟醸までの生酒を8本+先月分2本で、計10本きき酒しました。

きき酒したのは、奥羽自慢、東光、出羽桜、竹の露、米鶴、上喜元、初孫、千代寿、東の麓×2本の9メーカー、10種類の生酒です。

私個人でも買っていますが、一日1本だけ楽しんで飲むと決めているので全部を開封してきき酒することは無いのです。会社で買っている分で毎回きき酒します。

生酒なので多少の生老は有りましたが、皆個性的で良い感じでした。吟醸香が強すぎるものはあまり無く、アルコール度も14度台と15度台のものばかりで飲みやすいと思います。

我社の純吟と純吟の「てつ」(山田錦50%精白使用)は、味がスッキリしていて飲み易いと感じました。他社のと比べると物足りないかな?これだけ飲むといくらでも飲めそうな仕上がり?というくらいスッキリでしたね。

蔵人


第3回愛山の酒を楽しむ会

2006年06月17日 | 日記

昨日、仙台市内でカネタケ青木商店様主催の「愛山の酒を楽しむ会」が開催され、そのお手伝いに行って来ました。

参加蔵元は十四代、出羽桜、くどき上手、東の麓、南部美人、日高見、飛露喜、駿、の8社です。

会場準備の途中、各社のお酒をきき酒しましたが、どれも愛山の特徴を出しながらも個性的で面白かった

特に、くどきさんの濃縮酒?は面白いですね。あとは、原酒タイプの生酒はインパクトが強く、印象に残りますね。

当社の「てつ」も大変好評でした。お客様の反応としては、やさしい味、きれいな味、香り控えめで飲みやすいなどなど、私のいるブースに何度も足を運んでいただきました てつが仙台でも認知された?記念すべき一夜でしたね

打ち上げでは、遅くまで楽しく過ごしました。のりピーの毒舌には私も撃沈 今井社長タジタジ、その後のりピーも沈没でお開きとなりました。楽しかったでーす

この会には初めて参加させて頂きましたが、知らないお客様同士でも和気あいあいと終始和やかで、お酒に対しても上級者が多い会だと感じました来年も参加させてください。

それからT丸さん、T田さん応援有難うございました。

                              蔵人S


会津杜氏組合の方が

2006年06月14日 | 日記

13日、福島の会津杜氏組合の方々29名が蔵見学にお見えになりました。

当社を見学していただいても、特に参考となるようなものはありせんと、お断りしたのですが・・・・

一般の方の蔵見学で説明する時も緊張しますが、プロ集団となるとなお更です。私のつたない説明で満足してもらえたかは疑問です

でも逆に、私が普段迷うことや疑問を、彼たちに質問できる良い機会でしたので、蔵の説明より私からの質問のほうが多かったように思います

会津杜氏組合の皆さま、あらためて自分の蔵を見直す良い機会にもなり勉強になりました。ありがとうございました

高橋更新がないぞ                       蔵人S 


山形の吟醸酒を楽しむ会 (仙台会場)

2006年06月05日 | 日記

今年もまた、6月2日、仙台国際ホテルで「山形の吟醸酒を楽しむ会」が、参加者150名、参加蔵元31社で盛大に行われ、私はそのお手伝いに行ってきました。

毎年恒例の大吟醸コーナー、DEWA33コーナー、山形讃香コーナーに加え、各蔵自慢の酒コーナーや全国出品酒コーナーを出展し、山形の吟醸酒を満喫していただけたと思います。

この会のお手伝いには数回出ていますが、今回は女性のお客様が少なかったようです。(特に若い方が少なかった)残念  近年、若い女性に日本酒が浸透してきた感を持っていたのに、まだまだなのかと感じました。逆に言えば、まだまだ開拓できるという事ですよね 

会費も7,000円と安い値段ではありませんが、会場は国際ホテルで、料理を食べて、吟醸酒を好きなだけ飲めて、抽選会で当たれば大吟醸のお土産付きで、残った酒も抽選で漏れた人に当たるので、充分元は取れるのかなと感じるのですがどんなもんでしょうか?若い人にも来てもらえる告知の方法を考える必要あり?でしょうか?

また、会場では研醸会研究班第3班のアンケート調査も併せて行いました。本醸造、純米、純米吟醸、大吟醸(全て市販酒)の4種類をブラインドで利き酒していただき、単純にどの酒が好みか、またそれを買うとしたらどれくらいの値段なら妥当か、メーカーとしては非常に怖い結果が出るかもしれないものです。

その隣では工業技術センターの低アルコール微発泡清酒3種類のアンケートも行いました。微発泡清酒といえば甘口のものが主流ですが、これはドライな飲み口のもので、私としては良いと感じましたアンケートは資料として数が少ないので次回の吟醸酒を楽しむ会や他のイベントでもお願いする予定です。

9月には山形会場(メトロポリタンホテル)の開催予定ですので皆さまの御参加をお待ちしています。

                                       蔵人S

 


試飲販売会in山形県観光物産館

2006年06月01日 | 日記
山形県では本格的なさくらんぼシーズンに入りました。
この時期は、県外からさくらんぼ狩などでお客様が多数いらっしゃる季節でもあります。
前回ブログでご紹介した山形県観光物産館様で当社の日本酒の試飲販売会を先月27・28・29日の3日間行わせて頂きました

今回はあまり天気のよかった日が続かなかったので心配しましたが、多数のお客様がいらっしゃいました。売場に足を運んで頂いた皆様本当にありがとうございました

今回の試飲会での目玉(?)商品としたのが、先月発売した「出羽の里純米酒」。
色々な方に感想を聞くチャンスだと思い、優先的におススメしてみました。

「出羽の里純米酒」は、軽い飲み口であと味がスッキリしているタイプの日本酒だと私は思っておりますので、食中酒としてお酒を飲む若い方向け・女性向けの商品だと思っていました。しかし意外と日本酒を毎日飲んでいると言っている売場に来て頂いた年配の方からも、

「飲みやすくてグイグイいけるお酒だねぇ~」

と感想を頂きました。
これからの時期は夏場に向けて暑くなる日が多いので、冷やしてスッキリと飲める軽いタイプの日本酒が飲みやすいと感じて頂けたのではないかと思っています。色々な年代の方に飲んで頂けるお酒なんのだと感じました。

その他に「純米大吟醸出羽燦々」や「大吟醸山田錦」も今回の試飲会では好評でした。

試飲会では、季節に合った日本酒をこれからもお客様にご紹介できるようにしたいと思います。

東の麓 高橋




6月です

2006年06月01日 | 日記

昨日、今日と生酒の濾過をしています。商品になる最後の仕上げです。

この時期になると-6℃貯蔵の生酒でも熟成が見られます。搾りたての荒々しさが取れ厚みが出た落ち着いた味になってきています。あと、どうしても生酒では避けることの出来ない生老香(なまひねか)が出てきます。炭素をたくさん使えば取れますが、同時に旨味や良い香りまで取ってしまいます。熟成度合いに合わせた炭素量の判断が難しいところです。我々が思っているほど生老を気にされる方は少ない感じがしますが、私は気にします

また、いろいろなタイプの濾過機がありますので、酒質や量によって使い分けます。

あくまでも私見ですが濾過した酒は、蔵にある今がベストの状態ではなく、店頭に並びお客様が飲む時にベストの状態にあるのが理想と考えます。蔵ではそれを予測?想像しながらお酒を仕上げています。

6月、衣替えの季節。好きの私ですが冷酒もこれから美味しいですよね。

明日は仙台の吟醸酒を楽しむ会に行きマース    蔵人