清酒 東の麓 蔵人日記

山形県の地酒「東の麓」を醸造する職人のブログ

酒母の仕込み

2008年10月26日 | 日記

酒母の仕込みでした。

日曜日で会社は営業お休みでしたが、「あらばしり」と「純米生」の12月上旬発売に向け酒母を2本仕込みました。当社の酒母は全て速醸酒母です。

毎年「あらばしり」は60%精白のオール美山錦ですが、今年新発売予定「純米生」のスペックをどうするか悩みました。酒質としてスッキリしていながら純米酒の旨みも有りを目指し、余計な香りはいらないということで、社長にお願いしてオール出羽燦々55%精白の贅沢「純米生」となりました。酵母は山形酵母です。出羽燦々は、しぼりたてでもやわらかな酒質ですからね

まだ酒母を仕込んだだけですが、蔵人一同頑張って造っていきますので20BYの新酒にご期待ください

蔵人S


蔵くら会

2008年10月18日 | 日記

17日、山形市七日町にある「丸山」で蔵くら会の定例会があり参加させていただきました。

今回は、酒田酒造「上喜元」です。佐藤正一社長がどんなお酒を出してくれるのか楽しみに行ってきました。

出品酒は、金賞受賞酒、純米大吟穀良都40%、純米大吟千本錦40%、大吟醸玉苗、純米吟醸五百万石50%、特純夢錦55%、純米出羽の里80%、発泡清酒の8点です。

カプ系は香り華やかで、米の違いが酒に出ていて面白い 社長に、今何種類くらいの米で仕込んでいるのか質問したら、20種類だそうです。判らなくなりませんか?と聞いたところ、今のところは大丈夫だそうです 

誕生日の人がいて、「丸山」のスタッ フーが盛上げてくれました

錦爛社長と15日パパになったO沼さん、酒の写真は撮り忘れました

美味しいお酒と料理で楽しんで、帰りはまた終電となりました。

蔵人S

 


 


ニューツーリズムモニターツアー

2008年10月16日 | 日記

本日、ニューツーリズムモニターツアー御一行様が蔵見学に来られまた。

ニューツーリズムとは従来の物見遊山的な観光旅行に対して、テーマ性が強く、人や自然とのふれあいなど体験的要素を取り入れた新しいタイプの旅行と旅行システム全般のことだそうです。

テーマとしては産業観光、エコツーリズム、グリーンツーリズム、ヘルスツーリズム、ロングステイなどがあります。旅行商品化としても旅行会社主導でなく、地域の特性を活かすことが必要で、その意味でニューツーリズムは地域活性化につながる新しい旅行の仕組みとなるものだそうです。。国土交通省が定義、主導し、公募型実証実験を行うなどニューツーリズムの創出を支援していて、南陽市もそれに名のりを上げ今回のモニターツアーとなったようです。

今回のツアーは、赤湯温泉(いきかえりの宿 瀧波)に宿泊し、農家に出向き菊の摘み取り(山形では食用菊の栽培が盛んです)、赤湯温泉めぐり、ぶどう狩りとワイン仕込み体験、山形名物いも煮会、リンゴ狩りとアルストロメリア摘み取り体験、当社酒蔵見学と菊祭り観光、など2泊3日の行程は中身充実の内容となっています。お客様も普通の旅行とは一味違うものを感じていかれたのではないでしょうか

当社は現在、仕込みの準備真っ最中酒造りの道具やら機械など洗浄中で、蔵の中はゴチャゴチャしていてご案内するには・・・酒蔵のいろいろな面を見ていただくのもニューツーリズムの趣旨に合っていると自分を納得させています

蔵人S

 

 


蔵元と日本酒を楽しむ会

2008年10月13日 | 日記

11日、仙台で吟遊会主催の「第15回蔵元と日本酒を楽しむ会」に参加してきました。当社は今年で3回目の参加となりました

お客様といろいろなお話をしますが、「東の麓」・・なんて読むの?、どこの蔵なの?・・・まだまだ認知度が低い昨年も来られているお客様が「東の麓」を覚えてない

お客様お客様・・・35社出品していて、お酒の種類200点以上でしょう?全部飲んだらそりゃーもー記憶無くなるってもんです 「東の麓」を記憶していなくても美味しく飲んでいただけただけで満足です来年もまた当社の美味しい清酒をご紹介いたしますので、「東の麓」ブースにお越しください

蔵人S

今年の出品酒


バケツ苗2

2008年10月07日 | 日記

10月になり、年度初めということもあり忙しいです。

私の忙しさとは関係なく、バケツ苗は順調に登熟して黄金色に実っています田圃に作付けされた酒米はもう収穫されて、早いものだと精米に回っているものもあるとおもいます。我がバケツ苗は出穂も遅かったので、これから収穫期に入ります。

例年、収穫した出羽燦々と出羽の里は会社に展示していましたが、今年は酒販店様にディスプレイ用等として差し上げたいと思っています。少量しか有りませんので先着順で差し上げます。ご一報ください

3日、東北清酒鑑評会の純米酒の部の審査員として行って来ました。今年から香りの濃度別審査になり、3区分に分け審査を行ないました。感じたのは、純米酒で香りがそんなに必要かということ。香りが邪魔で飲みたくない酒が結構ありました。

蔵人S