清酒 東の麓 蔵人日記

山形県の地酒「東の麓」を醸造する職人のブログ

研醸会研究班

2008年09月25日 | 日記

今日は研醸会の研究班第3班で、発泡清酒のきき酒と分析をしてきました。

近くのスーパーなどで売っていた5点を買い、山形で取り組んでいる発泡清酒との違いなど検討しました。○関、月○冠、○桜、○の舞、○の宿でしたが、品数がそんなに店の棚に並んでないんですね。発泡清酒は夏の酒と考えられているのか、暑い盛りの時期よりアイテム数が減っているようでした。秋あがりの酒を楽しむ季節ですから、しょうがないですかね。

全体的に甘いお酒でした。精米歩合の入ったものは一つだけなので、どれくらいの研きで造っているか判りませんが、糠臭様の香りが目立つ感じです。精米歩合とは関係無い造りなのかも。また、一つはプラム様の香りがして、酵母由来でこの香りが出るのなら面白いと感じました。炭酸の口当たりも、ガス圧の違いだけでなく泡のきめ細かさも違うので面白いです。

今、山形県で取り組んでいる発泡清酒とは別物と感じましたが、価格が安いだけに脅威です。

 蔵人S


東北清酒鑑評会出品

2008年09月20日 | 日記

18日、杜氏と二人で東北の出品酒をどれにするか決め、瓶詰めしました。吟醸の部2点、純米の部1点です。

19日、それを仙台の合同庁舎にある国税局鑑定官室へ届けてまいりました。鑑定官室では荷解き作業の傍ら山形の審査でお世話になった本村先生が、大汗をかきながらサンプリングの準備中。今年から純米酒はカプロン酸濃度で分けて審査するということで、そのサンプリングの準備でした。今年の純米酒の審査は、香りに惑わされること無く、純米酒らしい味やふくらみで?旨そう?なのが選ばれるのでしょうか!! 

蔵人S 


仙台遊盃の会

2008年09月16日 | 日記

14日、仙台の勝山館で第10回遊盃の会が開催され、当社は昨年より参加していて2年目です。

参加蔵は山形から、米鶴、山形正宗、竹の露、当社と4社、あとは秋田、岩手、地元宮城など計24社になりました。

今回が10回目の記念の会で、10年連続参加されたお客様の表彰などもあり、恒例のきき当てや抽選会で盛り上がりました

当社の出品はこれ

仙台は13,14日とジャズフェスタが定禅寺通り周辺で行なわれていて、二次会で行った国分町界隈は大賑わいでしたよー

蔵人S


日本一の芋煮会フェスティバルに行ってキター

2008年09月08日 | 日記

毎年9月の第1日曜日に山形市の馬見ヶ崎河川敷で行われている 「日本一の芋煮会フェスティバル」に行ってきました。。今年で20回目だそうですが、行ってみたのは初めてです。

20回目ということで過去最大の5万食6mの大鍋に里芋3t、牛肉1.2t、コンニャク3,500枚、ネギ3,500本、味付けの 醤油700リットル、隠し味に日本酒50升、砂糖200kg 、 そして 水6t を入れ、 6tの薪(ナラ材) で煮炊きする、おいしさもスケールもまさに日本一なのです。ショベルカーで鍋の中をかき混ぜていました。

対岸には3mの鍋で、味噌仕立てで豚肉を使う庄内風芋煮もあり、山形の秋の味覚を感じてきました。

山形県酒造組合も出展していて、秋上がりのお酒や、発泡清酒の試飲販売を行っていて、やはり芋煮にも日本酒がベストマッチだと再確認してきました。

蔵人S

 


もう9月です

2008年09月02日 | 日記

8月は良いペースで書いていたブログも、後半ダメ状態で反省 

9月、そこそこ書いていきます 

ということで、本日、山形県清酒鑑評会の出品締切日でした。杜氏と二人で、春と全国の評価を踏まえ選考しましたが、同じ蔵の酒だけをきき酒で評価するのは難しいです。蔵グセが有ってもまったく判らない時があります。自分の酒は可愛いので欲目で見てしまうからです。公開日にエッとそんなーということもあります・・・

5日に審査会があり、評価が出ます。私も審査員で行きますが、春より良くなっていることを期待してます。

蔵人S