もち米酒

昨年より、赤湯温泉にあります旅館瀧波様のもち米でオリジナル日本酒を造っています。

酒母と麹米は美山錦ですが、掛米は全量瀧波様で作ったもち米「ヒメノモチ」を使っています。旅館瀧波は搗き立ての杵つき餅を朝食に出すので有名です。その朝食に出す餅と同じもち米でお酒を造り、お客様に楽しんでいただこうという発想からこの企画が立ち上がり、今年で２年目の造りを迎えました。

昨年造って判ったことは、もち米特有の香り？が有ることです。精米歩合も90％程度なので若干糠っぽいところもありました。あとは、アミノ酸度が低いので、あっさりとした飲み口になるようです。

今年、を踏まえ糠っぽさを無くす為、洗米時に充分掛け流しを行ないました。また、酵母も山形酵母を使ってみました。

で、今日、上槽しました昨年大吟醸に使った木綿の袋を使い、小槽で絞り中です。出てきた荒ばしりから中どりをきき酒しましたが、昨年のような糠っぽさは無く爽やかな香りと甘味でした

皆さんは、もち米のお酒ってどんなイメージがありますか？赤湯温泉、旅館瀧波に宿泊した際には、是非このお酒を飲んでみてくださいね　

蔵人S

寒くなりました

１９日から断続的に寒波が入ってきていて、雪が降ったりやんだりです。タイヤ交換でガソリンスタンドや整備工場などは大忙しのようです。

第１号仕込、特別本醸造　あらばしり　しぼりたて生酒　を仕込んで１０日です。（写真）醪は順調に発酵しています。

今年のあらばしりは、酵母を山形酵母に変えました。含み香に少し吟醸香が残れば、搾りたての爽やかさが増すのではと考えたからです。今までの９号酵母で仕込んだあらばしりもイチゴ様の香りで好きでしたが、今年はどんな香りになるのでしょう今から楽しみです。

明日、２２日、山形の吟醸酒を楽しむ会がメトロポリタン山形で開催されます。私もスタッフで参加しますので声をかけてください。

蔵人S

蔵洗い

１１月です。

仕込みや濾過の合間をぬって蔵洗いをしています。工場全体を６ブロックに分け、丁寧に高圧洗浄機で水洗いしていきます。貯蔵庫などはカビがタンク周りに付いていて、結構落とすのがたいへんです。

でも今年は、やはり温暖化のせいか？寒い日が少ないので水仕事も楽です。その代わりモト屋さん（酒母担当者）は苦労しています

蔵人S