ハコスカ ないしょ話

イチマルレーシングチーム監督ブログ

プラグテスト

2016-06-18 17:13:48 | レーシングカート


急に暑くなってガレージを開けるとムッとした熱気に押し返されて真夏の雰囲気だ。

午後から研修だったので午前中はハコスカ走行をしてさらに「プラグテスト」をしようって思い付いた。

ハコスカ用のスタンダードなB7ESとB8ESは売るほどある。

現在は8番を使用中。



カートレースを真剣にやってベストな状態を探っていて見つけたことなんですがプラグでも色々とある。

写真のように電極の飛び出具合がかなり違うが、短い方がスタンダードなほうで長い方が一発勝負のレース用です。

電極が長いと圧縮が上がるし着火位置もより燃焼室の中央付近に寄るのですぐれてる。

カートで乗り比べてみるとエンジンがかかってピットロードを走り始めた瞬間に明確な違いが分かる。

明らかレスポンスもパワー感も電極の長い方が良い。



先日ネットで買った中古プラグをとっかえひっかえテストしました。

公道テスト車はレーシングカートのマラネロRS7、な訳はなくヤマハDT125Rだ。

今まで使っていたプラグはハコスカ用のB8ESだ。

カート用のスタンダードB9EGに交換したがとたんにエンジンに元気が出た!

「なぬッ!」

続けて「ピストンにまさか当たらんやろな!?」って心配しながら付き出しの多いカートのレース用を入れてみた。

先入観からはこれが一番速くなるのでは?って思ったが確かに高回転に力が出るようだがそんなに差は感じない。

う~ん、続けてイリジウムプラグ、BREIXの9番を入れる。

「あれれ?」

このプラグが一番ガッカリ・・中速にパワー感が無くなってしまった。

結局はB9EGかなあ?って思ったが「そだ!もう1種類入っていた」って思い出した。

お値段的には1番お高いR4118Sってプラグの9番です。

ふれこみは?なになに??高圧縮、高トルク型プラグ、カブリにくく、ローリング時や雨天時にもおすすめです。ってある。

ローリングってカートレースのスタート前の低速でバラバラって走って隊列を揃えることを言います。

という事はやで・・低速でも強い火花が飛ぶってことだよねえ。

付けてみました。

取りたてて感動的な差はないが確かにアクセルレスポンスが良いし、欠点ってものが無い。

う~ん、結局どれがええねん!?

更に最初からのテスト2順目に入って走行距離もトータルで40キロ以上になるくらい走り回った(暇人か!)



テスト2順目は市街地も走って検証しました。

で、結局は最後にお高いR4118Sてーのを採用しました。

これは電極の付き出しの長さがスタンダードなものと同じです。

ってことはやで・・ハコスカS20エンジンでも使えるってことやん。

1本税別で2000円はする。

でも8番もあるようだ。

バイクのエンジンでは確実にB8ESとは違ってレスポンスもパワー感も向上した。

プラグでエンジン特性は大きく変化するのは絶対的に疑いようのない事実。

思い切ってハコスカにも採用するかもしれませんです。

以上、ヒマ人のプラグテストの巻~でした。

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