くまきち日記

名古屋に住んでいる、くまきちのたわごと。

ヒョシンくん 『ファントム』初日舞台後記/来週 3次チケットオープン

2015-04-29 19:49:23 | パク・ヒョシン
初演翌日の夕方になっても、この記事しか見つからなかった。最後の章でヒョシンくんの演技は冷静に賞賛されている。

















幕が上がったミュージカル『ファントム』、アップグレードされた『オペラ座の怪人』


国内最高のヴォーカリスト パク・ヒョシンと ヨーロッパ バロックオペラの歌姫イム・ソンヘ出演で公演前から話題を集めたミュージカル『ファントム』が28日開幕した。
観客の関心は大きく2種類だ。
二人の主役が作り出すハーモニーと この作品がミュージカル『オペラ座の怪人』とどれだけ異なるかだ。

また別のオペラ座の怪人という修飾語にふさわしいミュージカル『オペラ座の怪人』と同じように フランスの作家ガストン・ルルーの小説『オペラ座の幽霊』を原作とした。
ミュージカル『ナイン』で1982年トニー賞作品賞を受賞したアメリカの作曲家モーリー・イェストンと脚本家アーサー・コピットは
翌年 ルルーの小説をミュージカルで作る作業に着手した。
ところがよりによって『CATS』『エビータ』等で英国ミュージカル界を席巻した作曲家アンドリュー・ロイド・ウェバーが彼らより先に作品を発表してしまった。
さらにウェバーが86年に公開した『オペラ座の怪人』は中毒性の強い音楽を全面に出し ロンドン・ウエストエンドで爆発的な人気をおさめた後 
米国ニューヨーク・ブロードウェイまで進出した。イェストンとコピットは涙を浮かべて諦めねばならなかった。
以降 紆余曲折を経たのち 91年 米国テキサス州ヒューストンで初演された『ファントム』は たとえブロードウェイでは上演できなかったが 
今もさまざまな国で着実に舞台に上がっている。

ソウル・忠武アートホールで公演されている EMKミュージカルカンパニーの『ファントム』は まず華麗な舞台が目を引く。
これまでEMKが製作した『エリザベート』『レベッカ』『マリー・アントワネット』に続き今回も演出を引き受けたロバート・ヨハンソンは
作品背景であるパリのオペラ劇場の華麗さを多少 誇張したと思うほど表現した。シャンデリアと多彩な衣装は観客に見る楽しみを与える。

内容面では原作小説に忠実な『オペラ座の怪人』と違い ファントムの秘密めいた幼年期など 脚色を多くしたのが特徴だ。
醜い顔を仮面で隠したまま劇場の地下に隠れて住むファントムの出生が描かれていて興味深い。
ファントムの父親である劇場マネージャー カリエルと声楽家ベラドバの愛は伝統クラシックバレエで仕立てられた。
韓国のプロダクション用にイェストンがファントムとクリスティンのために2曲ずつ 全4曲のナンバーを新たに作曲して音楽的にも豊かにした。

『エリザベート』『モーツァルト!』を通じてミュージカル俳優として成功的に変身したパク・ヒョシンはファントムで成熟した演技力を見せた。
今後 国内ミュージカル界は彼を抜いては語れないだろう。
クリスティン役のイム・ソンヘは非の打ち所がない歌唱力を見せてはいたが、オペラの発声とセリフ回しが多少残念さを残した。




そして5月7日には、第3次チケットオープン。6月9日~7月5日までの分。








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