くじらの音楽日誌

日頃聞いてる音楽全般の雑記です♪

この歌詞でこのメロディって…

2011-09-21 | 平沢進
また嵐が来ると
塔のメガホンが叫ぶ キー!と
越境の橋の近く

山にかかる雲は無意味
百日も吹かれヒュー!と
永遠のように動かず

明日はわが身と泣く
道の群集にだけ降る ザー!と
天変の予言の雨

木々を通る風は無意味
千年も流れ ゴー!と
一瞬に花を揺らし

あの音が来る 旋律に キミを見せ
あの音が来る 明暗を キミに預けに

遠く暗がりを裂き
軍勢のごとき音の帯
遥か過去から来る
旋律にキミを見せ

また津波が来ると
塔のメガホンが叫ぶ ギー!と
分断の河の近く

街の広場に立つ
無数の群集は消える シュー!と
簡単な問いの後に

あの音が来る 旋律に キミを見せ
あの音が来る 明暗を キミに預けに

遠く暗がりを裂き
軍勢のごとき音の帯
遥か過去から来る
旋律にキミを見せ

遠く暗がりを裂き
明暗をキミに預けに
遥か過去から来る
旋律にキミを見せ

なんとも不吉な歌詞というか禍々しさすら感じられる内容ですが、この歌詞がメロディにのると実に穏やかで心安らぐ作品になるのが不思議。



最初はほとんど歌詞を気にしていませんでした。
アルバム(点呼する惑星)をトータルで聴いてて、この曲に来た時あまりにも心地いい旋律にすっかり酔いしれてしまいどんな内容を唄っているのかさえ念頭にありませんでした。
なんせこの曲の二つ前があの「聖馬蹄形惑星の大詐欺師」ですから(爆)



くじらみたいなど素人だと悲しいメロディには悲しい歌詞、恐ろしいメロディにはおどろおどろしい歌詞、楽しげなメロディには明るく楽しい歌詞しか思いつかないんですが、やはりプロは違います(苦笑)




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