くじらの音楽日誌

日頃聞いてる音楽全般の雑記です♪

無理がありすぎる(苦笑)

2015-05-25 | 懐メロ
吉幾三「あのころの青春を唄う」というカバーアルバムを借りてみました。
昭和の名曲がいくつか収録されてますが、その中に「いちご白書をもう一度」もありました。
特別なアレンジはしてなくて割りと原曲に近い形で唄われているんですが、吉幾三の唄いまわしで唄われると主人公の僕が田舎の三流大学生になってしまいます(苦笑)
しかも2~3回浪人して、何度か留年した(爆)
バンバンのは京大の学生のイメージで聴けてたのになぁ…
キャラ的にも男臭すぎるし、年齢的にもトウが立ってて声がおっさん臭いから曲のイメージにまったく合っていません。
他にも「22歳の別れ」も相当無理があります。
「神田川」も吉幾三が唄う世界ではあき竹城と温水洋一のカップルを連想してしまいます。

男臭い曲はかなり雰囲気が出て聴き応えがあります。
「春夏秋冬」「酒と泪と男と女」「一人寝の子守唄」はさすがだと思いますね。
「旅の宿」は微妙…やっぱり主人公がおじさんとオバサンになってしまいます。
「酒場にて」は完全に幾三ワールドです。
江利チエミの原曲は演歌っぽいポップスでしたが、カバーは完全など演歌。
場末のバーと安アパートが目に浮かびます。

島倉千代子のカバーがどれもまるで本人の持ち歌のように聴こえたのとは対照的に、吉幾三のは幾三色の濃い仕上がりですね。

ソーラン渡り鳥~こまどり姉妹

2015-04-25 | 懐メロ
くじらがまだ若かったころ、こまどり姉妹を余り好きではありませんでした。
なんだかいい年をしていつyまでも振袖着てるし、歌の内容も貧乏臭くてプライベートな部分でもやれ病気だ、怪我だ、借金だとどれをとっても暗い話ばかりで若い娘にとっては余り好感が持てるものではありませんでした。
それに同じ双子のデュオでもザピーナッツみたいにハモるわけでもなく、ただ二人でユニゾンしてるだけなんて大した歌手じゃないとかたくなに思い込んでました。

それが還暦に近くなった今、こまどり姉妹のよさに突然目覚めてしまいました(大汗)
年代別ヒット曲を集めたアルバムの中にこまどり姉妹の「ソーラン渡り鳥」が収録されてました。
昔聞いたときには単に貧乏臭い曲だとしか思わなかった楽曲が、今聴いてみたら思いっきりツボでした。
曲自体も素晴らしいけど何よりもこまどり姉妹の歌がなんとも言えない快感を覚えます。
独特のしなやかなこぶし回しも、絶妙なユニゾンもとにかく心地いい。
若いころの自分はこまどり姉妹を正当に評価できなかったんだなと痛感しました。



デビューして18年目くらいのころのステージです。
このころの若々しい歌声も素敵ですが、最近の人生を乗り越えてきたお二人の解脱したかのような侘びさびを感じさせるまろやかな歌声も好きです。





懐メロ

2015-03-26 | 懐メロ
TSUTAYAのネットレンタルをずっとレンタルしないまま放置だったので8枚も借りられるまでになってました。
いくらなんでも8枚も映画は見られないのでインポートさえすればすぐに返却できるCDを借りることにしました。
そんなわけで今月借りたCDは

スピッツ、坂本冬美、チェッカーズ、徳永英明、青春歌年鑑90、村田英雄、Acid Black Cherry、そしてWinkです。

作品としては徳永英明、Acid Black Cherryは比較的新しいものですが中身は過去の名曲のカバー作品なので借りたCD全部がいわゆる懐メロに当たります。
ただ懐メロと言ってもくじらはWinkに関しては現役時代を殆んど知らないし、知ってる曲も「咲き誇れ愛しさよ」くらいしかありませんでした。
なので今聴くととっても新鮮な気分です。

何で「咲き誇れ愛しさよ」だけ知ってたのかと言うと、多分織田哲郎の曲だったからだろうと思います(笑)
どんだけ織田哲郎の曲が好きなんだ
くじらは80年代前半から95年まで殆んど音楽に関して空白期間なので、現役時代のBOØWYも知らないし、全盛期のWinkも全く知りません。
たまにテレビで過去映像で垣間見たくらいなのでいったいどれくらい人気があったのかもわかりません。
未だにどっちが鈴木早智子か相田翔子なのか見分けがつかないし

そんなわけで懐かしいという感覚は皆無なんですが、あたりまえですけどもう20年も前の楽曲なんですよね。
若い時分の20年というのはとてつもなく長い時間のような気がしますが、半世紀以上も生きてると10年20年というのはまだつい最近みたいな感覚です。
先日も職場の同僚と休憩時間にカラオケの話をしてて、最近の曲は知らないから唄えないわぁ…と言ってたのでくじらもそうねこのごろごろは20年位前の曲をよく唄ってると返したら、それは古過ぎでしょと笑われました。
20年前って小室哲哉がブレイクしてたころだよ?と言ったら、「エッ、そうなの?」と半信半疑の様子。
同僚は華原朋美やマックスが大ヒットを飛ばしていたのが20年も前という感覚はなかったみたいです。
かくのごとく結構な年齢になってくると懐メロという感覚が若者と微妙に違ってきます。
20年前の曲でもそこまで懐かしくはありません(苦笑)
今年59歳になったくじらからしたら90年代のヒット曲はまだ懐メロとは思えなくて、80年代で多少懐メロっぽい?完全に懐メロという認識になるのは70年代以前の楽曲です。

ざんげの値打ちもない~北原ミレイ

2015-03-10 | 懐メロ
1970年の大ヒット曲で北原ミレイのデビュー曲。
デビュー曲のインパクトが大きすぎて、彼女のほかの曲はその5年後の「石狩挽歌」くらいしかくじらは知りません。
1970年といえばくじらが14歳でちょうどこの曲の唄いだしの主人公の年齢でした。



決して裕福ではなかったけど、平凡だけど幸福な家庭ですくすくのびのびと育っていたくじらには、この曲の意味はわかっても内容を理解することは全く出来ませんでした。
自分の周囲を見ても大体自分と同じくらいか、むしろもっと恵まれた暮らしをしてる人しかいなかったから、この曲で唄われている環境がどうしてもわからなかった。
そして今でも多分わかっていないと思う。
こういう人生とは無縁のいたって平凡な生き方をしてきたから、どうしたらこんな風になってしまうんだろうとどれだけ想像力を働かせても把握しきれない。
14歳で孤独をかみ締めているくらいなんだからさぞや過酷な生活環境だったんだろうとは予想できても、具体的にどういうものだったのかまでは想像しきれない。
ちなみに14歳のくじらには「抱かれてみたかった」というのは普通に抱っこされることしか思い浮かびませんでした(笑)まさか他に意味があるなんて、うぶな中学生にわかるはずがない。
さすがに2番の「捧げてみたかった」は何となくわかりましたが(具体的なことはまだわからなかった)

動画では4番も唄われていますが、正式に発表されたのは4番を抜いたもの。
当時の感覚ではいかにも具体的な歌詞の内容がまずいということで4番を抜いた状態で発売されたようです。

19歳で憎い男を刺したようですね…
鉄の格子というのは刑務所そのものでしょう。
傷害かもしかしたら殺人かもしれない。
転落人生というより、最初から地べたをはいずっているような人生。
ここまで救いのない人生を語られてもなぁ…

そして今気になっているのは彼女がざんげをした教会がカトリックだったのかプロテスタントだったかどっちなんだろうということ。
でも、本人がざんげの値打ちもないといってるんだからどっちでも同じかもしれない。



想像するとなける曲じゃないか…

2014-10-26 | 懐メロ
以前家人とカラオケに行ったとき「今日は泣ける歌特集で行く♪」と宣言して「シクラメンのかほり」「案山子」「岸壁の母」「娘よ」などを唄いました。
そして「俺ぁ東京さ行くだ」を唄ったら、「何でそれが泣ける歌」なんだと言われました。

泣けるじゃないですか。
この純朴で世間知らずの青年が、まだ見ぬ大都会東京にはちきれんばかりの夢を描いて上京し、とてつもないカルチャーショックを受け、思い描いていた夢と全く違うことに厭でも気付かされ、身も心もボロボロになっていくのを想像したらいたたまれません。

昔から都で一旗あげて故郷に錦を飾るという夢を描いて上京した人々は沢山います。
実際にそれを実現させた人もいるにはいますが、殆んどの人々は夢破れ傷心を抱いて故郷に帰るか、都会の片隅でひっそりと生きるか、酷いのになると暗黒社会に身をおく羽目になるかでした。
花の都、夢の都と言われても現実はそんなに甘くない。
田舎に比べればチャンスは数限りなくあるかもしれないけど、そのチャンスを手に出来る人間なんて本の一握りです。

どう考えてもテレビもないラジオもない、電気すらも通っていないど田舎で生を受けて成人するまでそこで育った青年にチャンスをものに出来る才能も、人脈も、運もあるとは思えないのです。
そう思うととてもこの曲をコミックソングには分類できません。
発売された時期は「北国の春」のほうがかなり前ですが、北国の春はこの青年が上京した後の様子を歌っているような内容に感じます。
故郷の母親から届いた小包を見て捨ててきたふるさとに望郷の念を抱いたり、別れてもう5年も過ぎたかつての恋人に思いを馳せたり、どれだけ都会で孤独な毎日を過ごしているのだろうと切なくなります。
毎日が充実して野心に燃えているのなら過去は振り返りはしません。
大言壮語をはいて出て行ったふるさとに帰りたいと思うほど心も身体もつかれきっているのだと思います。

立身出世は決して夢じゃないけれど、ただの幻想に終る可能性のほうが高い。
芸能界も同じですよね。今なら全国の少年少女がアイドルを目指して上京するけど、誰もがなれるわけじゃない。大きな夢を描いて上京した子どもたちの中のごく一部がアイドルになり、そのまた一部が有名になり、その中のごく一部が芸能界で生きていけるだけの人気を得ることができる。
だけどその人気も永遠不変ではなくていつ忘れ去られる存在になるかわからないのですから、とてつもない倍率です。
これほど情報化社会となった現在でもこの有様なのに、銀座で馬車引くだぁ~などと夢を語っている農村青年が東京で立身出世が出来る可能性は限りなくゼロだと思います。

歌詞を気にしてたら唄えない(苦笑)

2014-07-16 | 懐メロ
十数年前結構好きで唄っていた「夏の日の1993」を久しぶりに唄ってみた。
さすがにかなり久しぶりなのでよく覚えていなくて、何回か唄ってるうちに大体思い出せたのはいいんだけど、歌詞の酷さにも気がついてしまった(苦笑)
これはまさに知らぬが花(笑)
恋というものを生物学的に解釈すればまぁこのまんまなんだろうけど、この歌詞をあのメロディーに載せると何となく情熱的でロマンチックに感じてしまうと言うのもなんだかなぁ…
凄く騙された感がある(爆)

この女性が実は「ロマンスの神様」みたいな子だったらちょっと笑える(笑)
超上から目線の男性が思いっきり馬鹿に思えるのが可笑しい。









つくづく男は下半身で恋をするというのがわかる曲(苦笑)


三橋美智也といえば

2014-06-16 | 懐メロ
懐かしのヒーロー主題歌「快傑ハリマオ~アラフラの真珠編」三橋美智也


三橋美智也が好きだったと昨日書きましたが、彼の唄う曲を好きだと自覚したのは小学生中学年くらいからでした。
当時は歌番組を結構沢山放送していましたから、テレビでよく三橋美智也を見ることが出来て、祖母と一緒にモノクロテレビを見ながらうろ覚えの曲を口ずさんだりしていました。
小学生には三橋美智也は結構歳の行った人に見えていたのか、長い間くじらは三橋美智也を懐メロ歌手だと思い込んでました(笑)
今思えば彼がデビューしたのは昭和30年ですから、くじらが8つか9つのときは最盛期だったみたい。
wikiによると昭和30年代には18曲ものミリオンセラーを記録したとあります。
当時のヒットはまさに国民的なヒットで、一部熱狂的なファンが買い占めてミリオンを記録するのではなく、小学生からお年寄りまでその曲を口ずさむことができるものでした。
だからくじらでも、わ~ら~にまみれてよぉ~♪とランドセルを背負いながら唄うことができました(笑)
三橋美智也という歌手をはっきり認識したのは小学生からでしたが、実はわからないまま彼の曲を熱唱していたのが幼稚園児の時代でした。
それが「怪傑ハリマオ」。
その当時まだ我が家にはテレビがなくて、近所のお宅に行って見せてもらってました。
あまりにも幼かったせいか、ストーリーは全く覚えていないのですが主題歌とハリマオのファッションだけはずっと記憶に残っていました。
ドラマ以外では多分殆んど他で聞くことがなかった「怪傑ハリマオ」をちゃん唄えるくらい鮮明に覚えてます。ただ、それを誰が歌っていたのか結構長い間知りませんでした(苦笑)
幼稚園児ではドラマの最初か最後に流れる出演者などの文字が読めませんから、唄も声も覚えていたって誰が歌ってるのかは誰かが教えてくれない限りわかりません。
だから後にハリマオの主題歌を三橋美智也が唄っていたのを知ったとき結構驚きました。
声も節回しも間違いなく三橋美智也なんですけど、いつもテレビの唄番組で着流しとかスーツ姿で唄ってる彼とハリマオの主題歌というのがどうしてもイメージをつながりませんでした。
この衝撃は美空ひばりがブルーコメッツとミニスカートで「真っ赤な太陽」を唄ってるのを見たときと似てますね。

と言うわけで誰の曲かは当時は知らなかったけどくじらが三橋美智也の楽曲を初めて聞いたのは多分「怪傑ハリマオ」の主題歌だと思います(笑)

道化師のソネット

2014-02-25 | 懐メロ
30数年前、まだくじらが新婚ほやほやの頃よく聞いていた曲です。
本来なら幸福の絶頂である新婚時代に、この曲を聴いて涙していましたが(笑)

道化師のソネット

生まれたときから貧乏だったけどお姫様扱いで、成長段階でも何一つ自分の思い通りにならないことなどなくて、大人になってからも家族や社会に大いに甘やかされていたくじらは、結婚して初めて世間の風の冷たさを知りました。

…何一つ自分の思い通りになんてならない

今から思うとなんと言う甘ちゃんだったんだろうと失笑ですが、当時は本当にショックで毎日泣き暮らしていました。
夫がこの曲の中に歌われてるような人だったら…と何度思ったことか。
かしずかれることが当たり前になっていた人間が、かしずくことを要求されるようになる。
それは大変な衝撃です。あの頃くじらは自分の中では世界一不幸な女でした(笑)

そんな甘い甘いお嬢ちゃまだったくじらも今は海千山千のオバタリアンに成長(?)いたしました。
本当に24歳になるまであれだけ家庭内ばかりでなく学校でも会社でも甘やかされてきたものだと思います。
美人でも可愛くもないのに(爆)

酷い歌詞…

2014-02-19 | 懐メロ
先だって広瀬香美を調べていて、いくつか動画を見てたんですが、デビュー当時から知っていたとはいえ(デビュー当時くらいしか知らないけど)、さほどきょうみのある歌手でもなかったので大ヒットした曲でも聞き流す程度でした。
流れてこれば「あぁこれは○○だな」と分るくらいで歌詞の内容までは全く無頓着でした。
先だって改めて聴いていたら「ロマンスの神様」がとんでもない酷い内容の歌詞だと知ってひっくり返りそうになりました。

…この歌詞でよくヒットしたものだ(汗)
と言うのが率直な感想。
ヒットの条件として大切なものに多くの人々に共感を与えると言うのがあります。
だけどこの歌詞のどこに共感できる部分があるのか…

はっきり言って、こんな女だけには絶対なりたくないという凄く厭な女が歌われてます。
これをロマンスと言っていいのか????
思いっきり打算的な婚活女ですけど…



聴いてるだけじゃパンチのある歌声に何となく錯覚しそうになるので歌詞サイトのリンクを貼っておきます。

ロマンスの神様 歌詞

同性として鳥肌が立つくらい厭な女(笑)
バブルの時代とはいえ、この曲に共感する女性が沢山いたとはどうしても思えません。

こんなに声が変わるものなのか?

2013-04-11 | 懐メロ
少し前にヒトカラに行ったときモニターに小坂明子が映りました。
デビュー当時のまあるいまんま老けただけだったので名前を名乗る前に小坂明子だとわかったんですが、歌声を聴いて驚きました。
まるで別人…
なんと言うマダムな声(笑)
加齢とともにだんだん声は低くなっていきますけど、こんなにも変わるものかとびっくりしました。

動画サイトで探してみました。




なんかこの声で「あなた」を唄うとお金持ちの未亡人が若いツバメに向かって語りかけてるみたいです(爆)

40年前の歌声はこちら



世間知らずのお嬢さんの声で唄う「あなた」はまさに思春期の乙女の脳内お花畑状態が完璧に表現されています。
少女マンガ脳だったくじらですがさすがにこの歌を聴いたとき
これは酷い…と思いました(苦笑)
夫も子供もアクセサリーじゃないか。こんな考えで結婚生活はうまく行くんだろうか?
現実を思い知らされたとき失望が憎悪に変わりはしないかと他人事ながら心配しました。
だけどそんな風に思った少女はごく稀だったようでこの曲は全国的な大ヒットとなり、今でも名曲として語り継がれています。
現実にこんな夢を語る女性がいたらメンヘラ扱いされて大いに引かれると思いますが歌なら大丈夫なのでしょうね(苦笑)

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