トムジョーンズという名前は子供のころから知っているのに、じゃぁどれだけ彼の歌を知っているかと考えてみるとそれほど多くは知っていません。
ちゃんとタイトルまできちんと分かっている曲と言ったらLove me tonightくらいしかないんじゃないかな(笑)
現代みたいにいろいろな情報源があるのと違って、くじらが子供のころのメディアといえばテレビかラジオのみ。
音源はレコードしかありませんでしたが当時はレコードプレーヤーを持ってる人もそれほど多くなかったですね。
今なんて一家に一台どころか携帯音楽プレーヤーを一人一台持ってる世の中(苦笑)
ずいぶん様変わりしたものです。
なのにCDは売れないってどうなってんのか…
情報源がテレビくらいしかないというのは逆に言えばテレビに出てていれば知ることができるということです。
トムジョーンズを知ったのもあのころやたらとテレビで彼が歌っているのを放送していたから。
そしてその時唄っていたのがLove me tonightでした。
我が家はまだモノクロテレビでした(笑)
カラーテレビは大阪万博の年に買ったはず。
確か3年くらいかかって月賦を払ったと思います。
あのころのテレビの値段と言ったらありえないほど高かった…
ナショナルのだから余計に高かったのかもしれませんが。
3軒となりがナショナルのお店でしたから義理でもそこで買わないと近所づきあいに影響します。
こういうのってけっこう昔は気にしたもので、くじらが結婚した1980年でも嫁ぎ先のまん前が日立のお店だったから、テレビを買い換える際はそこで買わざるを得なくなりました。
量販店ではいくらでも安く買えるのに義両親の顔を立てる形で20型のテレビを10万円くらいで買いました。
地縁のまったくない今の場所に引っ越してからは遠慮なく量販店で家電を購入しています。
今から思うとあのころ(40年~45年前)はどうしてあんなに外国人の歌手やアーティストをテレビで見ることが出来たのか不思議です。
トムジョーンズ、アンディウイリアムズ、アダモ、ベンチャーズ、何故かポールモーリアもテレビで知りました。
だからくじらの親の世代でも上記のアーティストの顔は知っています。
一緒にお茶の間でテレビを見ていたんですからいやでも覚えます。
世界の超一流のアーティストをテレビで見ることが出来た時代でした。
一般大衆の娯楽の宝箱であったテレビの時代だったのかもしれませんね。
昨今は誰も知らないような某国タレントばかり出てるので宝箱どころかゴミ箱同然です。
テレビなんてものは流行を伝えればいいのであって自ら流行を作り出そうとなんてしないほうがいいんです。
役割を大いに勘違いし始めた事からテレビというメディアは終わったと思います。
くじらの記憶に残っているのはこの動画のようなカジュアルな格好じゃなくてタキシードみたいな服を着て唄っているトムジョーンズです。
子供ながらに外人はこういう格好はかっこいいなぁと思ってみてました(笑)
アンディウイリアムズもいつも黒のタキシードでいかにも紳士という雰囲気でした。
後に尾崎紀世彦が華々しく『また逢う日まで』で登場した時、ちっちゃいトムジョーンズみたいだと思った事は内緒