くじらの音楽日誌

日頃聞いてる音楽全般の雑記です♪

悲しき16歳

2013-05-17 | 悲しきシリーズ
久しぶりの悲しきシリーズです。
とにかく1960年代の洋楽ポップスにはやたらと「悲しき」と言う邦題がついてて、いったい何がそんなに悲しいのか曲を聴いててもさっぱりわからないんですが、高度成長時代の日本にとっては多少センチメンタルな気分になりたいという欲望があったのかもしれません。
一心不乱に頑張ってばかりいては心の潤いも失くしそうになります。悲しき片思いやら悲しき街角でちょっぴりおセンチになってみたかったのでしょう。
不景気の時には明るい歌が、景気がいいときはくらい歌が流行る傾向がありますから、人は自然にそうやってバランスをとっているのかもしれません。




とあるサイトによると、洋楽の邦題に「悲しき」が付いているもののヒット曲のさきがけがこの曲だったようです。

もともとB面だったのが「悲しき16歳」と言うタイトルをつけたせいなのかヒットして、ザ、ピーナッツがカバーして更に売れるというなんとも棚ぼたみたいな話。
その後洋楽に何でもいいから「悲しき」をつけるようになったみたいです。
その数約120曲ほどあるそうですが、もちろん全部が全部ヒットしたわけじゃありません(苦笑)

昭和元禄と言われた時代、世の中それ行けやれ行けのムードでしたから、センチメンタルな雰囲気に飢えていたのかも知れません。


悲しき悪魔

2012-10-25 | 悲しきシリーズ
悲しきとついててもちっとも哀愁のメロディーじゃない曲は珍しくはありませんが、当時のレコード会社はそのあたりを一体どう考えていたのでしょうね(笑)
音楽にしろ映画にしろ原題よりもセンスのいいものもあれば何じゃこれ?みたいな物もあります。
横文字になじみのない日本人には邦題のほうが取っ付き易いからセンスのいい邦題をつけるのが一番いいんですけど。
この作品も一応「悲しき」はついてますがちっとも悲しそうではない曲です(爆)



レコードジャケットのプレスリーが満面の笑み(爆)
どこが悲しいのだろうと突っ込みたくなっちゃいます。

ちょっとの年代の差でくじらは若かりしころのプレスリーを知りません。
ビートルズが来日した時、くじらは小学校4年生くらいでしたからビートルズ世代滑り込みセーフくらいです。
日本中が大騒ぎでしたから当時は何の興味もなかったくじらでもビートルズ来日は知っていました。
その数年後ファンになったんですが時すでに遅しでほぼ解散状態でした(苦笑)
ビートルズにはまってから洋楽に興味を持つようになり、外国のアーティストも知るようになったんですけどエルヴィスプレスリーをはっきり認識したのはやはりあのヒラヒラの飾りのついたジャンプスーツでステージで歌う彼をテレビでみた時ですね。
だからずいぶん後になってからしか知らなかったわけです。
レコードはその前から親戚のお兄さんに要らなくなったからあげるといわれ貰っていたので持っていましたが、ビートルズに夢中のくじらは持ってるだけでほとんどきいたことありませんでした(苦笑)
昔のプレスリーを知らないからくじらがいだいてるプレスリーのイメージはこの姿でしかありません。



もともとこういったジャンプスーツはプレスリーが元祖なんでしょうが、どうしても布施明とかにしきのあきらを思い浮かべてしまいます(爆)
日常的にテレビで見ることが出来る日本人歌手と、めったに見られない外国人歌手のなじみの差なんでしょう。


悲しき恋心

2012-08-18 | 悲しきシリーズ
ショッキングブルーの曲ですが、実はくじらはこの曲を全く知りません。
ショッキングブルーといえば悲しき鉄道員とヴィーナスしか知りません。




なので今回初めて聴いたわけですが、イントロからなんだか歌謡曲ぽくて面白かった。
でもくじらが歌謡曲っぽいと感じたのは、日本の歌謡曲が洋楽の影響を受けて進化してきたことを逆から見てそう感じてしまったんだろうと思います。
専門の作詞家、作曲家がいた頃の歌謡曲と、ビートルズや他の洋楽アーティストに影響を受けて育ったアーティストが歌謡曲の作詞作曲を手がけるようになってきた時代では全く曲調が違います。
くじらは年齢的に昔の歌謡曲時代が長かったから、いまだに前のり気味のリズムについていけません(苦笑)

原題がBlossom Ladyであって簡単な英語なんだからわざわざ邦題なんかつけなくたってよさそうなものなのに、やはり悲しきシリーズで売り出したかったのかな?

悲しき鉄道員

2012-08-18 | 悲しきシリーズ
くじらが高校生になったばかりくらいの頃に流行った曲かな?
よく街中で流れてました。



曲も印象的でしたが何よりもバンドネームが当時のくじらには驚きでした。小学生の頃にGSブームがあって、中学生からは遅まきながらビートルズにはまったくじらにはグループの名前というのは○○ズというのが普通で、しかもたいていは動物とか生き物の名前にズをつけるものだとばかり思い込んでました。
タイガーズ、ジャガーズ、スパイダース、ビートルズ、モンキーズ、ビーチボーイズ、ローリングストーンズ…(笑)
だからショッキングブルーというバンド名はまさにショッキングでした。
こんなのありなのか?って。
後にビートルズだけじゃなくブリティッシュロックにのめりこんでからは、ディープパープルだのレッドツェッペリンだの極め付きのザ、フーなどというバンドを知って何でもありなんだなと悟りましたが。

くじらが知っているのは上に貼り付けたヴァージョンなんですが、どうやらこれは日本で発売する際回転数を上げてテンポアップしたものだそうです。
原曲はもう少し落ち着いた感じで、ちょっと雰囲気が異なります。
テンポが速いほうが日本人受けすると考えられていたのかしら?



アーティストにとっては勝手にそんな事されて不本意だったでしょうね。


悲しきハート

2012-07-11 | 悲しきシリーズ
これも聞いた事はありますが誰の曲なのかは知りませんでした。



弘田三枝子がカバーしています。
とはいえ、弘田三枝子自体くじらはヴァケーションくらいしか昔の彼女をよく知りませんからリアルタイムでは知らないです。
探していたらこんな映像を見つけました。
1963年と言ったらもう我が家にテレビがあったはずなのに、この紅白の記憶はありません。
当時の紅白が何時からだったのか知りませんが、もう寝ていたのかもしれません。
9時以降はテレビも見せてもらえない健全な生活を送っていましたから(笑)



ヴァケーションも声だけしか知りませんでしたから、後に「人形の家」で大ブレイクした時もあまりにも人工的な顔立ちに驚きはしましたが、過去の顔立ちと全く変わってしまっていることには気づきませんでした。
知っていたらもっと驚いたことでしょう(笑)



いまどき整形していない芸能人なんていないくらいだから特になんとも思わなくなってきてますが、当時はいろいろ話題を呼びました。
痩せただけであんなに変わるはずがないとか(本人は整形を否定していましたから)、まぁいろいろ(苦笑)
でもミコのカロリーブックは大ベストセラーになりましたが(爆)
痩せただけではあんなに変わらないといいながらも多くの女性は痩せたら綺麗になれると信じたんでしょう。
今のメイク技術ならこの程度だったら整形しなくても変身できるような気もします。




悲しき足音

2012-07-11 | 悲しきシリーズ
誰が歌っているのか、何というタイトルなのかも知りませんでしたが、これも悲しきシリーズのひとつでした(笑)
オールデイズがかかっているお店では結構よく耳にします。




原題は「footsteps」なので、日本で出すにはそのままでなければ「悲しき」をつけないと売り出しにくかったのかな?
ただの「足音」「靴音」だけじゃインパクトありません(苦笑)

50年代60年代に流行ったポップスと言うのはくじらがまだほんの幼いころですから、今みたいに情報化社会じゃない時代に何で知ってるんだろうと不思議なんですけど、たぶん日本語カバーでよく唄われていたからなんじゃないかと推測します。
ポールアンカやニールセダカも御本人は知らなくても曲だけは結構知ってるのも、あのころ坂本九や、ザピーナッツ、ステージ101などの番組でカバーされて唄われていたのを聞いていたから知っているんでしょう。
振り返ると昔は良質な音楽番組がたくさんありました。
今テレビで外国の音楽を聴く機会なんて殆んどありません。
外国どころか日本の音楽すらまともに聴けません(苦笑)

高校生くらいのころは日本語カバーってダサいな(当時はダサいと言う言葉はなかったけど)と思っていましたが、今になればちゃんとした邦訳ならど下手なジャパニーズイングリッシュで唄われるよりうんといいと思うようになりました。


悲しき願い

2012-07-06 | 悲しきシリーズ
多分世間的に一番知られているのはサンタエスメラルダの悲しき願いだと思います。



ディスコ調にアレンジされたこの曲は当時のディスコブームもあって世界的に大ヒットしました。
くじらは当時20歳くらいでしたが、箱入り娘だったのでディスコと言うところには足を踏み入れたこともなく(ライブには行ってたのに 笑)どれくらい盛況だったのかは実際は知りません。
フィーバーとか言う言葉が流行語になった時代です。
こっちの動画のほうが当時の雰囲気がよくでてるかも



こういう映像を見ると外国人って踊ってるのがさまになるなぁと思っちゃいます。
プロであると言うことを差し引いても、一般の日本人が同じように踊ってもタコ踊りくらいにしか見えない(苦笑)
手足の長さ、腰の高さ、筋肉の付き方、天性のリズム感、何もかも段違いです。
日本の有名なバレーダンサーが世界に進出しようとした時に「日本人は足が短いから無理」と言われたそうですが、プロでもやはりプロポーションは問題になるんですよね。
結局足の短さを補っても余りある才能で成功者とはなりましたが、ハンディである事は間違いありません。
最近はフィギュアスケートでも日本人選手のプロポーションがかなりよくなってきて、見てても安心ですが一昔前は見るのがつらかった。
どんなにテクニックがあっても見栄えという点では明らかに差が出てしまって悲しかったです。努力すればやせる事は出来ますが、手足を長くするのは不可能ですからどうしようもないし。
閑話休題

70年代にヒットした悲しき願いですが、くじらはもっと前にこれの日本語ナージョンを知っています。
動画サイトにあるのは尾藤イサオのしかありませんが、くじらが一番強烈に記憶しているのはケンサンダースという人が唄っていたものです。
日本人と黒人のハーフでくじらが知ってるのは悲しき願いを唄っていた時だけなので殆んど知らないのですが、俳優やナレーションの仕事もしているようです。
若いころの彼しか知らないから多分今見てもわからないでしょうね。
ケンサンダースの「悲しき願い」がなかったので尾藤イサオバージョンを貼っておきます。



誰のせいでもありゃしない、みんなおいらがわるいのさ

と言うのが流行語になりました(笑)



悲しき街角

2012-07-04 | 悲しきシリーズ
これを書くに当たって動画を探して初めて唄ってた人の名前を知りました(苦笑)
何度も聴いた事があるのに、誰が歌ってるのか、どんな人なのか全く知りませんでした。
しかも今までくじらはこの曲を唄ってるのは黒人だとばかり思い込んでました。
ソウルフルな唄い方がなんとなくそう思えたのかも。





デルシャノンと言う歌手を全く知らなかったので少し調べてみましたが、あまり恵まれた人生ではなかったようです。
芸能界ではありがちな転落人生と言うか、不遇の時代を経てメジャーデビューを果たし一躍売れっ子に。
そしていくつかのヒットを飛ばした後精神的に不安定な状態になってアルコール依存症に。
その後鳴かず飛ばずの時期が長く続き1982年にようやく復活したものの長続きせず、1990年猟銃自殺…

まるでシューティングスターの歌詞みたいな人生です。



芸能界では決して珍しくない末路なんでしょうね。

さらに涙を誘ったのは、日本ではデルシャノンのキャッチフレーズが「街角男」だったと言うこと
勝手に彼の曲に街角の付く邦題をやたらめったら付けておいて『街角男』呼ばわりはないだろう


悲しき街角(RUNAWAY)
花咲く街角(HATS OFF TO LARRY)
恋する街角(Give Her Lots Of Lovin`)
さらば街角(So Long Baby)
街角のプレイガール(LITTLE TOWN FLIRT)
さすらいの街角 (Stranger in town)

芸能人って商品なんだな。
人であろうとしたら精神的におかしくなってしまうのかもしれません。







悲しき雨音

2012-07-03 | 悲しきシリーズ
前にも書きましたが、昔(くじらが10代の頃1960年代)にはやたらとタイトルに「悲しき」がつく曲が多かった記憶があります。
日本の楽曲にもありましたが、その多くは外国の曲の邦題が「悲しき○○」になってるケースのほうが多かったですね。
昨日書いた記事の「悲しき天使」も原曲のタイトルは「Those were the days」なのでどこにも天使も悲しきもありません(苦笑)
結構昔は音楽も映画も勝手な邦題をつけていました。
そのほうが覚えやすいのでくじらくらいの年代だとかえってよかったと思います。
横文字タイトルはあまり印象に残らないので作品そのものも記憶に残らないままになってしまうこともしばしばあります。
スタートレックよりもやはり「宇宙大作戦」です(爆)
「Mission: Impossible」なんていまだにミッションなんだっけ?ですか「スパイ大作戦」ならすらすらいえます。

1960年代は今ほど音楽環境に恵まれていたわけでもないのに結構洋楽を知っていました。
何で知っていたのかよくわかりませんが、今より町の中に音楽が流れていることが多かったのは確かです。
特定の音楽じゃなくてさまざまな音楽が日常的にどこでも流れてました。
テレビの音楽番組でも結構取り上げられていましたから、自然に耳にしたことがあったのでしょう。
しかもタイトルが実に覚えやすい日本語なので記憶にも残ってます。
英語圏の人間ではない日本人には横文字タイトルはハードル高すぎ(笑)
先だってのコメントのなかにもあった「この胸のときめきを」=「You Don't Have to Say You Love Me」など、邦題がなかったらここまで有名になっていなかったかも。
レコード買いに行くのにこんな長い英語のタイトル覚えてからなんていけませんって。
日本語だってB'Zの「あいのままにわがままに ぼくはきみだけをきずつけない」なんかは相当しんどいのに。

邦題には原題を直訳したものもあれば意訳したもの、全く関係ないタイトルにしたものもありますが、「恋の○○」とか「悲しき○○」はたいてい原題とは関係なさそうなものばかりです(笑)
覚えやすさを最優先させたんでしょうね。
あのころはまだ1ドルが360円で、海外旅行なんて一部のお金持ちしかいけなかった時代。
英語なんて日常生活をしてる限り殆んど口にする機会なんてないし聞く事もなかったです。
アメリカもヨーロッパもはるかかなたの夢の国でした。
新婚旅行でハワイにいけるのがおそらく一生に一度の海外旅行なんだろうと大多数の人が信じていた時代でした(笑)
高々40年や50年そこらでずいぶん世の中も変わったものです。
いまどき飛行機に乗ったことがない人なんて珍しいくらいです。
くじらですら国内線ですが乗ったことありますから(爆)

やたらとあった悲しきシリーズを新しくカテゴリーにしてみました。
沢山あったような気がしますが実際どれくらいあってどれだけ知っているのかは自分でもよくわかりません。
ネットの力も借りてやってみようと思います。
とりあえずはちゃんとくじら自身もタイトルと曲そのものを知ってる「悲しき雨音」から紹介します。



覚えやすいメロディーなので今でもしっかり記憶に残ってます。
ただカスケーズというグループそのものは全く知りません。
昔は今ほど情報化社会じゃなかったので曲は知っていてもどんな人が唄ってるのかまではわからないことがよくありました。
外国人じゃないけどかつて井上陽水がまだテレビ出演を拒否していたころ、歌声だけ聴いて美少年を想像してたらあれだったのでショックでしばらく立ち直れなかったこともありました。当時はテレビが唯一に等しいくらいの情報源でしたからどんな人なのかはテレビにでないことには知るすべもありませんでした。

古い曲ですが今でもよく耳にします。
60年代の洋楽ポップスって何故か今でもよく聴く機会が多いような気がします。
レストランや喫茶店などで結構かかってるのかなぁ?
テレビのCMなどにも60年代70年代の曲がよく使われてるし。
変に作り込まれた音楽より昔のシンプルでメロディアスな曲のほうが気楽に聴けて印象にも残ります。
近頃はサビしか知らない曲の多いことったら…いや、サビすらも知らない曲ばかりになってしまいました。
もう音楽を共有する時代じゃなくなってきたんでしょうね。

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