九品人の落書帖

写真をまじえ、身の回りで見聞きしたことを、つれづれなるままに!

カゴの鳥

2022年06月05日 | 日記

 九官鳥やオウムが、よく人の声を真似て喋るのは、誰もが知っている。

 以前、何かで読んだエッセーに次のような話しが、あった。

                    

 ある高名な大学教授がいた。

 その教授の元へは、受験生の父兄から入試に関する賄賂や依頼が、よくきた。

 高潔な君子の教授であったから、当然のこと断わっていた。

 が、ある日、教授の元へ『カゴの鳥』が届けられた。

                    

 教授は愛鳥家だったから、書斎で飼うことにした。

 すると、『カゴの鳥』は「オネガイシマス」、「オネガイシマス」と喋り始めた。

 教授の在宅中は、いつも「オネガイシマス」、「オネガイシマス」と聞かされることに。

 その甲斐あってか、どうかは不明だが、

 翌春の大学入試合格者リストに『カゴの鳥』の送り主の子息な名前があったそうな。

                    

 この話から、私はプーチンの戦争を連想した。

 今や、ロシア軍のウクライナ侵攻を止めれるのは、プーチンただ一人。

 世界中の愛鳥家らは、こぞって『カゴの鳥』に「センソウヤメロ」と覚え込ませ、

 クレムリンの大統領府執務室へ届けるのは、どうか?

 ロシアに対する経済制裁より効果的かも知れない。

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