生クリーム

これからどんどん暑い日が多くなります。
そこで、生クリームについてちょっとお話したいと思います。

当店の生クリームは暑さにとても弱く、ダレてしまったり、溶けてしまいます。
それは、生クリームだからです。
「え？当たり前でしょ～」と思われるかもしれません。

気温に左右されず、常温でもダレずに溶けないクリームは、生クリームではありせん
それは乳製品を主原料とする食品と言います。(こちらはスーパーなどで安く売られているもの)



原材料に大きく違いがあります。

当店で使っているタカナシ乳業の生クリームの原材料表示は・・・生乳だけです。


乳製品を主原料とする食品の原材料表示は・・・植物油脂(ヤシ油やパーム油や菜種油)・乳製品・乳化剤・メタリン酸Ｎａ・安定剤・香料・カロチン色素

つまり、後者のクリームは、パーム油などに乳製品を混ぜて、乳化剤で乳化させ、香料で香りを付け、色素で色を白くして、生クリームに似せて作ったものです。
後者のクリームが口解けが悪いのは、植物油だから、体温で溶けません。
風味も香料にたよっているせいで、本物の生クリームにはかないません。

本物の生クリームは気温に大きく左右されてしまいますが、口解けは良く、ミルクの味がしっかりと生きています。
それは１００％牛乳から出来ていて、安定剤・添加物・香料が一切入っていない、ピュアなクリームだからです。

そこで、お客様にお願いがあります。
お持ち帰りになる際、お店からケーキを冷蔵庫にいれるまでのお時間が２０分以上の場合は、クーラーボックスや発泡スチロールに大きな保冷剤を入れて、お店に持参して頂きたいのです。
ご協力、お願い致します
ケーキをおいしく、美しく、安全にお召し上がり頂きたいと願っております。