久保美緒のブログ

日々思うこと、感じること、考えること

トイレのありがたさ

2012-01-22 | ピアノ
1月21日(土)


2012年を迎えて、もう三週間経ったのですねー


さて、先日わが家のトイレが装い新たにリフォームされました。
大工である父と、その仕事仲間の方々が工事をしてくれました。

今まで和式で、疲れているときなど結構つらかったのですが
「俺の老後のためや~」by父
だそうで、このたび めでたく洋式、しかもあたたかい便座!!そして手すり付きに。

工事は3日かかったのですが、工事中はトイレが使えないので、昼間はトイレに行きたくなるたびに近所の父の事務所に駆け込み、夜は仮設トイレを自宅に設置。水が流せないので、バケツに水を汲み、自分で流すという仕組みを経験。寒いし、ペーパーはなかなか流れてくれないし、夜中のトイレで半泣き気分でした。


このとき思ったのが、震災のこと。
被災地では、その 流す水すら ない状態だったのだなと。

また、トイレがそういう不便な状態だと、食欲や水分摂取量が自然に減りました。
水分取ったらまたトイレに行きたくなるからやめとこ と。
特に女性はそう思いますよね。

被災地・避難所では、こまめに水分補給をしてください なんて言葉をよくニュースで耳にしましたが、これだけ水分摂取の大切さが叫ばれているのに、どうしてみんな遠慮したり我慢するんだろう?と、そのときは思っていました。
だけど 実際に不便なトイレを経験してみると、その理由もよくわかりました。
もちろん、私なんかのこんな経験と 被災地の方々の壮絶な経験を比べること自体おかしいとは思うのですが、、、


阪神淡路大震災、東日本大震災、そして その他世界中で起こった大震災に対して、自分なりにできることはやり続けようと思いますし、思いや祈りの心を持ち続けようとも思っていますが、やはり自分の中に どこかで他人事のように思っていた部分が、無意識とはいえ 存在していたのだなと、今回のことで気付き 少し悲しさというか虚しさというか・・・を感じました。



たかがトイレ
されどトイレ


自分がいかに恵まれた生活を送っているか

「当たり前」 の精神に浸かってしまわないよう、気をつけなきゃ と 気付かせてくれたトイレ様に感謝!です。









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