「空海の風景」
「空海の風景」は司馬遼太郎の代表作のひとつです。空海の誕生から入定に至るまでさまざまな文献を調査しまとめた芸術院恩賜賞を受賞した大作です。
今月3日と10日のNHK「こころの時代」で 前編、後編に分けて「空海の風景」を元にした番組が放送されました。この番組は2002年1月に放送されたNHKスペシャル「空海の風景」の番組映像を元に2023年の今、改めて空海の実像を見つめ直します。
愛媛県四国八十八ヶ所第五十七番札所栄福寺・白川密成住職と宗教学者・山折哲雄さんが、「空海の風景」、空海についてお話しされました。
番組では空海が遣唐使船に乗ってたどり着いた中国福建省赤岸村、村には今、空海を信仰する人が多く、また日本から空海の足跡を訪ねてくる人の様子も紹介しています。さらに福建省には中国と日本両国が建てた空海大師記念堂があり、空海が真言密教継承者恵果と出会った長安(現在の陝西省西安)青龍寺には恵果空海記念堂が建てられており、入唐1200年を経ても空海が日中友好の礎となっていることが紹介されています。
以前に読んだ「空海の風景 下巻」の裏表紙です。
空海の海の字です。空海の書にはこのように書かれています。
私の納札に借用しました。
実は緑色の納札をパソコンで印刷しようとすると青色のインクのみが大量に使われますので、この文字を入れました。結構評判はいいようです。