般若心経

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2022-12-02 | Weblog

 野崎の記念碑

 一昨日の昼過ぎ、一仕事を終えての帰り道、いつもウォーキングで顔を合わせるMさんから「明日のテレビを見てくれ」と話がありました。NHKのローカル番組です。
 昨日、時間を待って見てみるとなんとMさん本人の出演です。
投稿者からの疑問をリサーチするという番組で、今回は倉敷市児島にある野崎の記念碑の由来についてです。



この野崎の記念碑は、江戸時代後期の実業家で塩田開発を手がけ塩田王と呼ばれた野崎武左衛門を顕彰するために建てられたオベリスクタイプの石塔です。高さは18メートルを越え、個人の顕彰碑としては日本一の高さです。
テレビでは記念碑が建てられた経緯を野崎家の古文書によりひも解きました。野崎武左衛門は児島では「日本の尊徳、児島の武左衛門」といわれ、小学校でも習いました。
いつも記念碑の前を通るときに重機のない昔によくこれだけのものを建てることができたものだと思っていたのですが、番組では建設途中の写真も放送され、やはりすごい記念碑だと思いを新たにしました。
 番組では放送されませんでしたが、余り世に知られていない事実を一つ。
実はこの石塔には予備があるのです。
万が一、運搬、加工や建設の途中で折損した場合のことを考えて準備したもので、その原石は塔に向かって左側の草木に隠れてひっそりとねかされています。児島で武左衛門を越える偉業をなした人物が出現すれば使ってもよいといわれていたそうです。