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2021-02-12 | Weblog

 頸動脈狭窄症

 皆様よくご存じのことと思いますが、頸動脈狭窄症とは頸動脈が狭くなる病気でその原因は血管内にできるプラークと言われる脂肪やコレステロールの塊です。プラークが大きくなり血管の壁が破れるとそこに血栓ができ脳へ運ばれることにより脳梗塞を引き起こすことになります。血管が狭くなっていても自分では全く症状がなく気づくことはありません。

 私の場合、ことは十数年前に遡ります。
頸動脈の状態を知ることが健康の指標になると聞きましたので、健診の際にエコーを見てもらいました。
その結果は
・ 2003年 3月 血管壁の肥厚度は平均レベルより低いですが、プラークと呼ばれるコレステロールを含むものが血管壁に付着しており、軽度の動脈硬化症が考えられます。
・2008年10月 頸動脈中内膜軽度肥 わずかな異常を認めます。軽度の変化で、心配はありません。
・2010年 5月 頸動脈中内膜が軽度肥厚しています。軽度の変化で心配ありません。(放置可能)
・2012年 5月 頸動脈中内膜が軽度肥厚しています。わずかな変化です。総合判定 B:わずかな異常
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・2019年 1月 右頸動脈膨隆部の内中膜が高度に肥厚し、同部の狭窄を認めます。
脳卒中科を受診してください。 総合判定 D2:要精査
 このとき、紹介状をもらって脳神経外科を受診しました。血管の異常ですから、循環器内科かと思っていましたが、違っていました。
脳神経外科の先生との話
先生「年相応です。心配することはありません」
私 「でも、要精査と書いてありますが」
先生「健診の先生は少しでも所見があれば書くのですよ。大丈夫です」と心つよいお言葉。でも紹介状をもらって来たのですからとやや無理やりにMRI検査をしてもらいました。先生の言われた通り異常はありませんでした。
私 「薬による内科的治療は?」
先生「一度血管内についたプラークは絶対になくなりません。きれいにするには手術に寄らなければなりません。 自然によくなることもありません」
・2019年12月 右頸動脈狭窄疑い 要精密検査 狭窄率54%
MRI検査実施 脳梗塞などは見られず
先生の話では狭窄率が70%を超え、70歳未満であれば手術を勧めるとのこと。
血栓の出来にくい薬を飲んで様子を見ることに。
・2020年12月 右頸動脈狭窄疑い  狭窄率74%
1年間の間に20%狭くなり、血管の3/4が塞がっていました。
先生の言われるには普通ならば年齢からも薬を飲んで様子を見ることになる、体の他のデータには異常がないため、手術をするのであればこの一年がリミットになるとのこと。このときはひと月ほど考えることにし、判断を保留しました。
 家に帰りゆっくり考え、薬を服用してもよくなることはほぼ見込めませんし、いつ脳梗塞の症状がでるかと余生を心配しながら過ごすのもいやだし、なにより脳の血流が1/4になっている、即ち脳の血の巡りが悪くなっている、手術をうければ少しでも改善できるのではないかと、手術を受けることに決めました。

 当初、血管に異常があるかもしれないと診断を受けたときより、食事、運動などに注意し、中性脂肪、コレステロール値などの血液検査、BMI、血圧などすべて正常値内を維持していました。
しかし、一昨年から急に状態が悪くなりました。原因は分からないそうです。

 自分は若い、まだ関係ないと思われているエコー検査を受けられたことのないご健康な方々、一度検査を受けてみてはどうでしょうか。


この記事には多分に個人の感想、主観が含まれています。
病状の判断などには決して参考になさらないでください。

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