般若心経

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般若心経

2019-12-18 | Weblog

 解決!おりんの叩き方

 わが家の仏壇の前にに大徳寺と呼ばれているおりんがあります。昔からおりんは側面上部を叩き、おりんの角は叩かないようにと云われていました。上の角を叩くとりん棒を巻いている白い革が痛むからという理由です。その一方、小さなおりんは角を叩いていました。これはリン棒が硬い木で、またそれほど力を入れる訳ではありませんので傷つく心配はありません。
 ところが、一昨年、お盆の法要に来られた若いお坊さんが大徳寺の角を叩いていました。あれあれ?そこを叩くと棒が傷ついてしまうのでは?
 仏具屋さんで聞いてみると「どこでもいいのです。叩いてみて一番いい音だと思うところでいいのですよ」という話でした。一度お坊さんに聞いてみたいとは思ったものの「角を叩くとリン棒が傷むのでは」とは聞けずに、長い間、心の奥底でわだかまりを持ちながらおりんの側面を叩いていました。
 そのわだかまりが解決しました。
先日お参りした霊山寺本堂のおりんに叩き方が貼られていました。


角を叩くと一番いい音がするとのことです。またこれは作法かもしれません。
 帰宅してからわが家のおりんで試してみますと、やはり角を叩いたときに一番いい音がします。
角を叩くとりん棒を巻いている白い革に小さな跡がつきますが、破れてしまうまで十年や二十年は十分に持ちそうです。