般若心経

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2016-10-22 | Weblog
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股のぞき

 先月22日、イグ・ノーベル賞の授賞式がアメリカ ハーバード大学で行われました。
イグ・ノーベル賞はノーベル賞のパロディー版として今年で26回目になります。日本人がここ10年連続受賞しており、今年受賞したのはイグ・ノーベル知覚賞、立命館大学東山教授と大阪大学足立教授の「股のぞきの研究」です。
研究は股のぞきでは距離の遠近感が縮んで見え、明るく見えるということを立証したものです。
 「股のぞき」では日本三景の京都府天の橋立が有名です。ホームページで検索してみると、股のぞきで逆さにのぞくとその景色は、海と空が逆になり、海の中に伸びる松林が天に架かる橋のように見えます。
 股のぞきは天の橋立でなくてはだめなのでしょうか。子供の頃にやった記憶がありますが、いつもよく登る山でためしてみました。
見慣れている風景が逆さに見ると別の風景のように感じます。そして気のせいかきれいにはっきり見えました。
しかし構図の中の大半が海と松林と空だけになる天の橋立とは異なり、景観の中に山や島々が多く、空と海が逆転するようには、残念ながら感じませんでした。曇っていたせいもあるかもしれません。
 写真を撮って帰り際、ふと振り返ると後から登ってきた夫婦が同じように股のぞきをしていました。どのように見えたでしょうか。




逆さの写真は縦方向を5%縮めて、5%明るく修正したものです。