般若心経

写経
四国八十八ヶ所

般若心経

2016-05-18 | Weblog
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へんろころがし 1/6



へんろころがし 3/6


へんろころがし 4/6


へんろころがし 6/6


遍路ころがしのうわさ
 第十一番藤井寺から第十二番焼山寺への遍路道は嶮しい山道が続き、その中でも特に急な坂道は遍路ころがしと呼ばれている。この区間に遍路ころがしは6箇所あり、その各々に『へんろころがし○/6』と書かれた立札が立てられている。
この立札は坂道の嶮しさ、きびしさによりその大きさが異なるという”うわさ”がある。
 ちょうど一か月前巡拝した折、確認してみようと思い、「1/6」と「6/6」の立札2つを見つけた。手幅でみたところ、大きさは明らかに違う。もっとゆっくり歩き、あちこち眺めながら歩けばあとの4つを見つけられたかもしれないが、なにしろ急な坂道の連続であり余裕がなかった。
 そこで今回、もう一度確認してみよう、確認するには正確に順位を付けてみようと思い、メジャーを持ってチャレンジした。 もう少し若いころであれば、大勢の人が歩いている中で隊列を抜けて、立札の大きさを測るようなマネはとてもできなかったと思うが、特に気にすることなく測ることができた。人の目を気にしなくなったというか、やや恥じらいの感覚が鈍くなったのかもしれない。
 その結果、新たに「3/6」と「4/6」の立札を見つけ計4つの立札の大きさを測ることできた。注意して歩いたのだが、「2/6」と「5/6」のふたつの立札は見つけられなかった。 確認した結果は「1/6」,「3/6」,「4/6」の立札は、幅は同じ75mm、高さは「1/6」が270mm,「3/6」が280mm,「4/6」が275mmと微妙な違いがある。
しかし最後の「6/6」は幅が100mm、高さは425mmと一回り大きい立札であった。
 驚いたことがあった。 立札を探しながらコースの中ほど柳水庵の手前に来たとき、ライトグリーンの帽子をかぶった若いスタッフが私の後ろにいたので、歩きながら立札のことを訊ねた。すると少し後を歩いていた中年の男性スタッフに「立札のことを聞かれている」と声をかけた。驚いたことにその中年男性がこの立札を立てたその当人だった。 大勢いるスタッフ、それも500人からいる参加者の中にばらばらにいるスタッフ、まったくの偶然、本当に驚いた。そして場所も3/6の立札のすぐ傍だった。
すぐ近くに弘法大師が杖で突いて水が出てきたという湧水がある。
不思議なことだった。お大師様によるめぐり合わせかとも思う。 測れなかった「2/6」と「5/6」の立札についても、一度に判るよりか またの楽しみとしてとっておいてくれたのかもしれない。