珍方録

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心霊ウインカー

2008-07-24 | BMWmotorrad

兜沼ツーリングから帰ってきてから、ナニやらウインカーの調子がおかしいのでディーラーへ
症状は、"左ウインカーだけが勝手にキャンセルされる"というものです。 BMWのウインカーはハンドルの左右それぞれにウインカースイッチがあり、右に曲がるときは右の、左に曲がるときは左のスイッチを押します
左右同時に押すとハザードランプとして機能するというなかなか合理的な設計です。 ウインカーのキャンセルは右ハンドルにあるキャンセルスイッチで行います
モデルによっては車速センサーで働くオートキャンセル機構が付きます
R100シリーズにはオートキャンセルは付いていませんので、勝手にウインカーが消えることはないハズなのですが・・・
右写真中央の四角い箱がウインカーリレー(フラッシャーユニット)です
すぐ隣りにレギュレーターレクチファイアがあり、稀に電磁波?の影響で誤作動する車両があるとのことです。 
対策としては写真のようにアルミテープでユニットを包むだけ。この方法はフラットの柳沢さん伝授によるもの。

これで誤作動はほぼ回避できるらしいのですが、ボクのMysticはこれでも不調になりました
奇遇にも同じ日に"旅人"WくんもR100GSのウインカートラブルで、ディーラーに修理に来ていました。 カレの100GSはさらに症状が進んでおり、勝手にキャンセルされるならまだしも、「勝手にウインカーが点く!」という新たなステージに入っていました
まさに心霊ウインカーですね(笑)
キツネにつままれたようなトラブルなので、工場としても簡単にトラブルシュートできません
2台とも、とりあえずアルミテープの厚みを増やしてみて、もう一度様子を見ることになりました

ボクのバイクの修理が終わったころ、ちょうど夕立が降ってきました
店の外で雨に濡れるW号のテールランプがぼんやり点灯してるように見えました
気のせい・・・?  いや、ほんのり点灯しています
どうやらイグニッションキーの穴から雨水が浸入してパーキングランプにリークしたようです
あぁバッテリーが・・・
Wくんはもう死にたくなってました・・・

さて、500㌔ほど試走した結果左ウインカーは正常に戻りましたが、今度は右ウインカーが勝手にキャンセルされる症状に変わりました。
頻度は1日走って数回程度とそれほどでもないのですが、改善されなかったことに軽いショック・・・
後日、報告の為ふたたびディーラーへ
いつものように工具なしで簡単に燃料タンクを外すと、「もしかするとプラズマブースターが悪さしてるかもしれませんネ・・・」と工場長
プラズマブースターはそもそもパルスを生成する機械なので一理あるかもしれません
設置場所をタンク下からフロントカウル横へ移設
せっかくなのでパイロットランプを運転中にも視認できる位置を選び、工場長自らワンオフのブラケットをアルミで製作してくれました
ステーの裏に「BMWmotorrad」の刻印入りというスペシャルな逸品です
念の為フラッシャーユニット本体も他車のユニットと付け替え、アルミテープを入念に巻きなおして装着。

ふたたび500㌔ほど走り様子を見ました。今度は具合がイイようです
勝手にキャンセルされるという兆候は今のところ一度も出ていません
どうやらカンペキに直ったみたいですが、どれが当たったのかよく分からないというのが実に困ったところではあります・・・
ちなみにW君のその後はまだ聞いておりません・・・

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