AWA@TELL まいにち

南山大学で、日本語教育に携わる人材の養成を行っています。ホームページも是非ご覧ください。

大学院の授業で

2017年06月23日 | 日本語教育
戦前の、朝鮮半島で使用された「国語読本」を語学教材としての視点から読み解いていっています。

私が、併合前の日語読本を取り上げて、どういう視点で作られているのか、語学教材として分析的に紹介したのですが、

今月から、院生さんに一冊ずつ選んでもらって、同じような解説をしてもらうスタイルで授業を進めています。


「ヨミカタ」は、音声教育を重視しただけあって、そのような配慮が盛りだくさんのようです。
 読みながら、ヴェルボトナルの話をしたり、話題が広がります。

 内地の教科書と同じ文字教材なのになぜ挿絵が違うのか、そういうこともあーだこーだと話しております。解決するものではありませんが。


今日、昭和5年発行の朝鮮第三期の読本を読んでいたのですが、動詞の提出順序や文法項目の提出順序が、「今」の多くの教材の提出順序と大きく発想が違っているようで、なんでだろうね、とかなり話し込みました。まだ謎のまま。アイデア募集中。いいアイデアがあれば、論文になりそうだ。

院生さんとの授業、話が盛り上がるととても楽しいです。

私ひとりが喜んでいるのかもしれませんが。

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