駅神 (ハヤカワ文庫 JA ス 2-2) (ハヤカワ文庫 JA ス 2-2) 価格:¥ 672(税込) 発売日:2008-09-25 |
吉田が嫌々ながらも海外出張へ出発するために、乗換駅で電車を待っていた時、
ひとりの老人に占ってもらった易が当たり、命拾いをした。
それが話題となり、雨の日に気まぐれに現れるその老人の助言を求めて、
悩める人々が駅を訪れる。
初めは自分の悩みを占ってもらった章平が、様々な縁で関わりあっていく悩みを持つ人々。
粘らないと一言しか言わない占い結果を、易学学院の人々と推理していく。
易のことは、結局あまりよくわかりませんでしたが、人情味のある人々が章平の周りにはたくさんいて、
お互いを助け合っていくその光景が、心を温めてくれました。